しかーし、彼女を失ったのに玄野の行動がその場限りというのは何とも不自然でしたね。
100点メニューについては賛否両論があると思いますが、私的には玄野がそこで戦う理由についての今後の課題?が見えてきたのではないかと思います。
個人的にはおっちゃんがんばれ~ですね^^
15巻のゆびわ星人編でのチームワークとかっこよさはなんだろう。
タエちゃん星人編では玄野擁護派対殺戮愛好派?に分かれて酸鼻な仲間割れの殺し合いが始まってしまいました。
まるでゆびわ星人ミッションが「十五少年漂流記」とするならば後者は「蝿の王」。
人間の醜さ(というより醜い人間の醜さとも言いたい)弱さ、残酷さをこれでもかと見せ付けられます。
それはこの巻ラストの「オニ星人」ミッション新規参加者のタケシ(4歳)の死亡理由の描写でも同じです。
この、見ている人にその残虐行為を行う人間を憎い!と思わせるほどやらせるのが奥流。こんなヤツ、死んでしまえ!罰当たれ!と強く念じるほど激しく書く事で、被害者側のつらさを己のものとして感じられるわけです。
この巻でチョット不思議なのは、和泉が止めを刺さないこと、今にも玄野を殺しそうだったチーマー(という設定だそうです>from Gantzマニュアル)たちや稲葉も最後に止めを刺さないし終わったらケロっとしていること、玄野が和泉に恨みを抱かない事です。
その辺は、やっぱりまだ他人との距離感・孤立感が玄野から消えていないからなのか、100点とることしか考えられないのか、ちょっと不明です。
あと、超能力少年桜井の行動がチョット気になる。今後の要注意ポイントかも。
タケシ君生き残れるのかなー。。。(これまで子供の生還率ゼロだし。生還してもあの家)
「きんにくらいだー」は、ちょっとツボに入りました。