残念ながら母に聞いても正確な誕生時刻が分からなかったので、正確な結果にはなりませんでした。占うなら正確な誕生時刻じゃないと意味ありません。しかし、日蝕と月蝕についての結果は大いに納得できました。占いで前世まで示唆してるのはどうかという記述もあるようですが、現在の自分を冷静に見れば前世のことも納得できるはずです。だいたい自分の欠点は前世に起因することが多いと思います。単純に占って結果を見て当たってるかどうか見るためという浅い本ではないと思います。私はこの本を見て今まで自分で意識できなかったことや見て見ぬふりした自分の欠点を改めて前向きに生きてみようという気持ちになりました。真の自分と向き合うために勇気をくれる本です。

本著は、日本に月の呪術(参考・[魂の願い]新月のソウルメイキング)を紹介した著者による、前世と今の人生の目的をガイダンスする占星術の本。
前世といっても、具体的な前世ヴィジョンが示されるのではなく、前世からつながる「性質」が如何に今の人生に影響を及ぼしているか、という視点からの情報になる。

使い方は一般的な占星術本と同じで、自分のホロスコープさえあれば、該当する惑星のページを見れば確認できる。
ともかく、本著の特徴は「自分が生まれたときの月蝕と日蝕がどの星座にあるか」の項目だ。
ここに、前世と今世の人生の目的、魂の目的、そして有用なアドバイスが集約されている。

個人的な話をいえば、わたし自身この人生における役割などを自分なりに認識している特殊なキーワードを持っているのだが、本著の自分に該当する項目に同じキーワードと解説文を発見したときには、背筋がゾゾゾッと冷えるほど驚愕した。
非常に特殊なキーワードと概念なので、まさか載っているとは思わなかったが、著者にはお見通しといったところなのだろうか・・・。

ちなみに前世や魂、人生の目的というものについていえば、占星術というのは例えば人間のオーラの一側面であるアストラル体を「“星”気体」と言ったりするように、星というのはある意味で魂の古里であり、旅行先のようなものである。
故に、今の人生のホロスコープで前世を含む自分の個性が読み取れるわけだが、そういう神秘思想の背景がないと、「何で星占いで前世までわかるんだ？」という疑念が晴れないので、これだけは意識しておかれると本著の利用において役に立つ。

内容的には、従来の占星術＋日蝕と月蝕の影響、あとは著者は海外では非常に著名な霊能者(スピリチュアリスト)であり、本著も高度な霊性とインスピレーションによって書かれたような節がある。
占星術の歴史から見ても、本来の占星術とはこのような直覚の優れた人間が占ってこそ「使える」生きた息吹の入ったものになるので、従来の占星術の一般的な解釈の別の側面を知るには都合が良い。
神秘主義の中でもかなり秘教的な解釈なので、一般に広まっている占星術の解釈に親しんでいる方には面食らう解釈も多いはずだが、時間をかけて研究する価値はじゅうぶんにある。

自分の人生の意義、魂の性質、前世からの傾向などを本気で知りたいと思ったときに、ぜひ手に入れてみてほしい。

生前日蝕月蝕、プラネットの解釈も共に大変詳しく、
プロ仕様という帯の文字も読む程に実感します。
実際、この本は或る程度チャートを読める人が読むとリーディングに深みを増して行きます。
心理占星術を学んでいて、思いやりと発展性を願いたいと思う人は読んでおく意味があります。
優しさ、社会へどのように自分の持てるものを還元できるのか、
使命感を漠然と感じている方にお薦めします。
自分がどうありたいのか、向き合いたい方に必ずヒントを掴めるように詳しく書かれていますので、
一度でさらっと済ませるよりも、何度も繰り返し読み直す程に新たな発見があるでしょう。

　月蝕と日蝕の章は本当にビックリしました。これまでの自分が歩んできた道筋をスッカリ本の中に描写され、しかもその悪循環から抜け出す方法もしっかりと記述されているのですから驚きました。一生のバイブルになること間違いなしです。
　今までにないスピリチュアルなところもとても感動しました。彼女の本を他に２冊買いました！どれも素晴らしかったです！

西洋占星術で、過去世や、今世生まれてきた、魂の使命まで
解読することができるのか？
それは、アストロジャーの長年の夢でした。
本著は、その夢に近づくことのできる一冊です。
読むほどに読み応えがある、心理占星術すきの
座右の著になるでしょう。