カッティングギターや伸びやかなボーカルがLAに連れて行ってくれるような①、ボーカル全体が曲を引っ張りながら展開する明るいマイナー調②、スローでしっくりと聞かせるバラード③、ギターが独特なリズムを刻み、マイナー調から明るく開放感のあるコーラスへとつながっていくなど様々に変化していく曲調の④、華やかなキーボードとドラムで始まり、開放感あふれるボーカルで幕をあける⑤、スローな幕開けから、女性コーラスと絡む⑥、スローなボメ?カルにピアノやアコースティックギターが絡みながら展開する⑦、乾いたドラムとキーボードというAORそのもののイントロから始まり、リズミカルな曲⑧、ちょっとTEELYDANぽいイントロから始まり、力強いボーカルとギターの競演⑨という構成。
LAらしい開放感が全体にあり、シャーメイのボーカルが全面にでながら、それぞれのミュージシャンが個性を出しすぎずに全体のバランスを保っているのが、このCDの統一感に大きく貢献していると思います。
決して派手さやこの曲といった名曲はないが、ストレートでありながら、都会的なセンス、統一感を大事にしているCDです。名前買いの多いのがAORの特徴でもあるですが、これはCDそのものの良さ買いといった感じでしょうか?ストレートなAORが好きな人には期待を裏切らない!
出来映えです。