紅茶について飲み方だけでなくその歴史や文化が学べる本
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テーブルセッティングなどの写真はありきたりですが、全体として固い感じの中に、やわらかな色どりを添えています。
本文は全体的にやさしい表現でとても読みやすく分かりやすい。
内容としては、紅茶の種類やいれ方、飲み方に加えてティーフードのレシピが添えられてあり、家庭で「ちょっとお茶を」というときにも役立ちます。
一方で、ノウハウだけでなく食文化の歴史の流れを中心に多方面にわたって描いてあるので読み物としても興味をそそられます。
他の紅茶関係の本にはあまり見られない特徴として、外来の人名や地名、論文名などが原文でも表示してあります。また、参考資料として文献とともにインターネットのアドレスが示してあるので、もっと詳しい資料や、新しい情報を知りたいときにとても役に立ちます。実用書というより専門書に近い本で、他の本とくらべて読むと違いがわかります。