仕事で外国人にプレゼントすることが多いのですが、必ず喜ばれます。実用的な包み方もあれば、デコラティブなものも載っていて、写真も美しいので彼らは完全にノックアウトされます。もう、何冊買ったかわかりません！
もちろん、自分も風呂敷ユーザーになりました。本やノートパソコンを持ち歩くときに、風呂敷使っています。

包むことに関連する仕事がら、風呂敷の本はほとんど買っている。その中で、最も小さいこの本が一番使いがってが良い。
なぜなら、他の書籍はオシャレ本であったり、流行本の要素があるのに、この本は風呂敷の取り扱い説明書に徹しているからです。
伝統から新スタイルまでの包み方の解説から、風呂敷の歴史、色、柄、素材、そしてサイズや用途まできちんと解説されている。
英文併記なので、海外からのお客さんに解説する時にも重宝している。私には、必携の一冊です。

数年前、テレビで佐藤琢磨のドキュメンタリー番組を見た。バッグの中に着替えを詰めてゆく佐藤は、それらを小分けにしてひとつひとつを丁寧に風呂敷で包んでゆく。それが新鮮に見えたので、それからぼくはときどき風呂敷をつかうようになった。
この本を読んで、佐藤琢磨に見せたいなと思った。他にも風呂敷の包み方の本がないわけではないけれど、これはA5サイズの小ぶりだから数冊をバッグに潜ませてサーキットにいける。もし、興味を持つ外国人がいれば、日本文化についてちょっとした自慢をしてやればいい。じゃあこれをあげるよといってプレゼントするのだ。なにしろこの本は、美しい写真にそえて日本語と英語で説明が書かれている。