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高野優のコドモ☆スクランブル

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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何よりの特効薬 ★★★★★
連載開始当初は、まさに「おともだち」世代だった娘。
毎月、真っ先にこのページを読んでは、
「あれこれ心配しているのは、自分ひとりじゃないんだな」と、
気持ちを軽くさせてもらっていました。

そしていよいよ、待望の単行本化!
娘はとっくに「おともだち」を卒業してしまいましたが、
短くはあるものの自分の「子育て歴」を振り返りながら共感したり、
大きくなったリンちゃん・ナギちゃんに今の娘の姿を重ねてみたり。

振り返ってみれば「そんな些細なこと」と思いがちなことも、
当時は真剣、深刻だったことを思い出します。
ご自身があとがきで書かれているように、スパッ!と解決策が出ているかというと
必ずしもそういうわけではないところもあるけれど、
逆に「こうしなさい」「こうあるべき」とばかり言われるよりも、
「こんなことがあったよ」という経験談や、一緒に親身になって考えてくれている姿、
そしてそれが、思わず笑ってしまう優さんワールドとして展開されていることで、
気持ちに余裕が生まれ、突破口が見えてくる・・・と感じました。

書き下ろしのエッセイや「リラックスの奥の手」というミニマンガもあって
読み応えたっぷり、第二弾も出るようでそちらも楽しみです。
だんだん図書館専門に、、 ★★☆☆☆
私は第1子を産んだ頃
高野さんの育児図鑑シリーズ(今は育児手帳
になってますが)に出会い、全部買い込みバイブルのように
読んできました。
いまでも引っ張り出して読むことがあります。別に
アドバイスが入ってるとかそういうことはなく単に育児の日々を
つづったマンガでしたが、どれくらい育児の助けになったか
わからないぐらいです。

が、最近の作品は、、多作になると落ちる、というのは
ジャンルを問わないのだなあ、、吐息、というものばかりです。
とりあえず、絵は相変わらず独特の魅力がありますが、
それだけ、といってもいいでしょう。最近なんだか
(3児いる、ということででしょうか)すっかり
育児アドバイザー、という形の作品が多いのですが、
たとえばこの本の中でも、
「おもちゃをついかいすぎてしまう、どうしたらいい?」に
「クリスマスとお正月以外買わないようにしてます」
とか、なんかあまりにも月並み、
そんな解答別に必要ないし、、みたいなのが多く、
ちょっと馬鹿らしくなる、というものばっかりでした。
最初からそういう人だ、と思っていればいいのですが、
初期の作品の印象が本当に良かっただけに、
最近立て続けに、図書館で借りて読めば十分、
しかも読み返し必要なし、みたいな本ばかり
お出しになるのが残念です。