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場面設定類語辞典

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: フィルムアート社
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創作者のための虎の巻、類語辞典シリーズ第4弾は物語の舞台・世界観をつくりあげる「場面設定」のノウハウを伝授! 読者が主人公と一緒になって人生を体験するには物語への没入感が重要です。本書では「郊外編」「都市編」合わせて全225場面を通じ、「見えるもの」「聴こえるもの」「味」「匂い」「質感」等の要素から、例文とともに「場面設定」のキモを徹底解説します。

物語をつくるうえで見落とされがちな要素が「場面設定」です。規模の大小、実在か架空かにかかわらず、ユニークかつ印象深い「場面設定」は、読者と感情的な絆を結ぶために極めて重要な効果を生みます。設定は背景を伝える役割としてだけでなく、雰囲気の構築や物語の誘導、登場人物を特徴づける手段として、読者の感覚を深めるための重要な情報を提供するのです。

「場面設定」はあくまでも、視点となる登場人物や語り手の描写であることを忘れずにいることが重要です。本書では表現のテクニックを紹介すると同時に、よくある落とし穴について注意を促しています。とりとめのない描写のしすぎや説明過多、無秩序な時系列といった読者を混乱させる可能性のある表現について、解決方法を示しているので安心してください。本書を活用することにより、説得力のある設定、場面に読者を深く引きつける技術を獲得することが可能となるはずです。

場面設定が苦手な人でも描写の勘所がつかめるユニークな好著。
「得られる効果」を読むだけでも得るものが多いだろう。
――有栖川有栖(小説家)

体育館裏でカツアゲ。私たち、飽きてます。夜の海で愛の告白。私たち、飽きてます。
ぜひ、この本を読んで、別案を。
――武田砂鉄(ライター、『紋切型社会』著者)