ブルータリティのテクニカルな跳躍
★★★★★
ブルデスフリーク御用達のドイツ出身Defeated Sanityの3rdアルバム。
毎回強力なアルバムを繰り出す彼らですが、
特に今作ではズンズン引き摺るビートダウンが印象的で耳に残ります。
SEやセッション風パートを挿入したり、ソロから落とす展開など
これまで以上に練られているように感じました。
各々高度なテクニックを備えていますが、ドラムのセンスには脱帽です。
同郷のジャズグループなどで活躍するLocko Richterがゲストとして
参加しており、音楽的見識の広さが伺えます。
彼らの深さを感じさせる作品であり、今後も注目していくべきバンドです。
闇雲に演奏テクニックを追及したものとは一線を画す秀作!ジャケも逸品!