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はんなりと―京舞妓の四季

価格: ¥1,200
カテゴリ: 大型本
ブランド: 京都新聞出版センター
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舞妓の1年を写真と解説で分かりやすく見せてくれました ★★★★☆
京都の花街の芸妓さんや舞妓さんの日常や年中行事はあまり目に触れることがありませんので、本書のように丹念に写真で追い続け、簡単な説明を記した出版は、京都が好きな人、花街に関心のある人には喜ばれることでしょう。神秘的なイメージがあるからこそ、舞妓さんへの憧れや人気は根強く、京都の花街には無くてはならない存在です。

五花街と呼ばれている祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町、上七軒の京都花街組合連合会に加盟する5地区(芸舞妓の所属する地域共同体)の舞妓さんや芸妓さんの年中行事を写真と丁寧な文章で紹介しています。筆者の溝縁 ひろし氏は、京都の花街を中心に撮影を続けている日本写真家協会会員のカメラマンです。

12ページの祇園の石畳を歩いている舞妓さんの姿と広がっただらりの帯の写真は典型的な花街を演出した作品だと受け取りました。

「初寄り」で写された芸舞妓さんの両側に広がる犬屋来やべんがら格子は素敵です。その風情と相まって艶やかさと妖艶さが受け取れます。「舞妓さん誕生」からは、花かんざしを付け、振袖をまとい、美しく独特の化粧をした舞妓さんの姿に、京都の花街に流れている洗練された美しさが感じられます。

17ページからは、祇園甲部歌舞練場で開催される「都をどり」の写真が、続くページには「京おどり」や上七軒歌舞練場で上演される「北野をどり」のお茶席の風景が掲載してありました。次には先斗町歌舞練場で上演される「鴨川をどり」の舞台稽古などが収められています。

舞妓の仕事であるお座敷の写真も収録してあればもう少し一般的に関心を惹く写真集になったのでは、と思われます。
観るはんなり ★★★★☆
 長年『舞妓』を撮り続けている溝渕ひろし氏の最新作で去年京都新聞に掲載されていた記事を元に編集された本ですが舞妓のみならず、花街の風習がテーマごとに乗せられており、初めて読む人にはわかりやすいと思います。また、この本がきっかけで舞妓になりたい人も増えてくるかもしれません。