これがヌーヴェル・ヴァーグへの回答だ！とイタリア本国で大評判をとり、1960年度カンヌ映画祭で"新しい映画言語の創造とその映像の美しさ"によって、【審査員特別賞】ほか三賞を、また同年度ロンドン映画祭で【グランプリ】を獲得し、パリで5か月間のロードショー記録を樹立するなど、欧米で圧倒的な話題を巻き起こし、わが国でも"見られざる傑作"として公開を渇望されていた問題作である。 劇中生じるアンナ失踪事件の解釈が観客に委ねられる斬新な手法から、世界的に論争を起こし、アントニオーニは日本では「愛の不毛」の作家として一世を風靡した。 イタリア映画界の巨匠ミケランジェロ・アントニオーニ監督の大出世作！