輪読会方式で勉強したくなる入門書の傑作
★★★★☆
疫学・医療統計を勉強し直そうと思い立ち、複数の入門書と「すぐ使える」ものを1ヶ月で鳥瞰しました。 入門書のうち一番丁寧に書き込まれ、訳もこなれていたのが本書です。 数字をなるべく使わず、疫学の考え方あるいは思考方式が詳しく書かれており、良く分かりました。 その反面、1+1=2と書くところを「1たす1イコール2」と書いてあるようなもどかしさを感じて、ある程度、疫学をかじったものにはまどろっこしく感じることも事実です。 しかし、読む進むにつれて、今まで誤解していた点、理解が足りなかった点が分かり有意義でしたので、輪読会をしてみんなで論議しながら読みたいと思いました。このよな気持ちをもたれるようであれば是非お奨めしたい1冊です。