【決定版】 邪馬台国の全解決 中国「正史」がすべてを解いていた
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中国史書に解明の鍵を発見! 孔子が書いた『春秋』の叙述伝統を継承する中国史書には、独特の記述スタイルが存在する。そのルールに従って難解な『魏志』「倭人伝」を徹底的に解読。邪馬台国をめぐる数々の争点を論理的にクリアし、画期的な結論を導き出す。歴史教科書の書き換え必至!
学術書の緻密さ+謎解きのエンタテインメント
日・韓 歴史教科書の書き換え必至!
中国史書特有の「春秋の筆法」という記述原理を史料解読に適用、推理小説顔負けの謎解きの楽しみに富む。
★『魏志』「倭人伝」だけでは解けない「謎」「矛盾」を『後漢書』『晋書』との連立方程式によって解決!
その解とは↓
(1)「邪馬台国」は女王を盟主とする九州北部三十国の総称で「七万余戸」だった。
(2)「女王の都」とは「邪馬台国」ではなく「奴国」である。これは倭国の最南端に位置する。「大和説」に代表的な「南⇒東」という方位の読み替えは成り立たない。
(3)従来から論争の焦点になっていた「万二千余里」(里数記事)と「水行十日陸行一月」(日数記事)の解釈。⇒「帯方郡(朝鮮半島)」から女王国への距離であることを論証。魏の「使節団」が目指したのは「伊都国」だった。なぜか⇒
(4)「一大率」は最大の政治権力者であり「伊都国王」だったから。それは卑弥呼の弟だった。
(5)卑弥呼は弟に殺されていた!
●目次
序 章 未完の謎解き
第一章 魏志の再発見へ
一 中国史書とその論理の特徴
二 孔子が書いたとされる『春秋』の筆法
三 魏志は春秋の筆法で書かれている
第二章 中国史書の論理に学ぶ
一 前史の伝統と筆法
二 『晋書』を解読すれば=総称論
三 『後漢書』を解読すれば=極南の奴国
第三章 『魏志』里程記事を読む
一 道里記事と極南の国
二 万二千余里の実数を検証する
三 当に会稽の東治の東に在るべし
第四章 三世紀の実相
一 倭国の実地理
二 帯方郡より倭国へ
三 女王の周辺
第五章 一大率と伊都国王について
一 一大率の春秋学的な解釈
二 大帥は「率衆王」だ
三 伊都国王が最大の権力者では
第六章 東アジアの中の倭国
一 中郎将の難升米
二 卑弥呼の死
付録 『魏志』「倭人伝」
『後漢書』「倭伝」
『晋書』「倭人伝」