「教える」ってことは教師の仕事ではありません。いかなるビジネスにおいても「教える」スキルが求められます。自分だけが仕事ができてもダメ。以下に後輩を育てられるか。これがチームや組織の仕事が活性化できる最大のポイントだと思います。
　にも関わらず「教え方」を学ぶチャンスはほとんどない。ならば本に頼ろうということで、読んでみました。

　著者の考え方にまず惹かれました。

「教えることを通じて、相手がスキルを身につけたときの満足感を感じてもらうこと」

　そんな教え上手になりたいものです。本書では教え上手に導く多くのノウハウが詰まっています。各章でのワークシートも良い気づきのきっかけとなってくれました。

　「教える」というテーマは非常に幅が広いです。本書のノウハウもティーチング、コーチング、プレゼンテーション、コミュニケーション、研修などに関連した内容があり、とても参考になりました。

　「教え方」に悩んでいる方に、お勧めします。きっと「教え方」のハードルを下げてくれます。

なぜなら、上司と部下は、一心同体なので。。。。


と言っても、「教え方の極意」を読んで、
上司に、教え方を教えるわけではないです。


「教え方の極意」の中には、部下への指導力を
もっと高めたい上司の方に対しても書かれています。
その中には、部下の問題点の解決法も載っています。


ですので、一般社員でいるうちに、
自分では気づいていない問題点を把握して、
上司に、問題点を指摘される前に、
問題点を克服して、上司の評価を上げてみませんか？


できる社員になれば、上司との関係も良くなり、
仕事もスムーズに進んでいくことでしょう。
その意味で、上司と部下は、一心同体。。。。



「教え方の極意」を読んで、できる社員になるための
予習をしてみてはいかがでしょうか？

「１０１」のルールが見開き２ページにまとめられていて
とても読みやすいです。

また、「ここぞ！」というところには
イラストや補足の解説がついているので
視覚的にもわかりやすかったです。

さらに、目次が索引のようになっているので、
読み終えて「もう１度読みたい」と思ったときには、
必要な箇所にすぐにたどりつけます。
（＆目次の項目を見るだけでも主旨が伝わってきます。）

かゆいところに手が届く、思いやりにあふれた本、という
印象を受けました。


「教え方」に悩んでいるひとはもちろん、
コミュニケーションスキルをもっとあげて
周りの人たちにもっと喜ばれたい、
と思う人すべてにおすすめです。

100の項目で教科書的かと思いきや
ぐいぐい吸い込まれる内容でした

教え方がうまくなる本としても、自身のレベルアップにも役立つ内容

部下や同僚とのコミニュケーションアップに繋がる本だなと感じた

この「○○のルール」シリーズは、定番人気なだけあって、
とても普遍的で読みやすいつくりでした。

いつ読んでも古くならない基本の内容が、
わかりやすくかかれています。

　『初めて人にものを教える人』
　『再度、教え方の再確認をしたい人』

どちらにもお勧めの一冊です。