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ワインが語るフランスの歴史 (白水uブックス)

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本
ブランド: 白水社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:山本博/著 出版社名:白水社 シリーズ名:白水Uブックス 1103 歴史 発行年月:2009年06月 関連キーワード:ワイン ガ カタル フランス ノ レキシ ハクスイ ユ- ブツクス 1103 レキシ わいん が かたる ふらんす の れきし はくすい ゆ- ぶつくす 1103 れきし、 ハクスイシヤ ハクスイシヤ 6911 はくすいしや はくすいしや 6911、 ハクスイシヤ ハクスイシヤ 6911 はくすいしや はくすいしや 6911 フランスを代表する最もエレガントな文化といえるワインを通して見るフランス史。「修道僧が造ったワイン」「ポンパドゥール夫人とシャトー・ラフィット」「ナポレオンとシャンベルタン」など、ワインにまつわる逸話の数々を読みながら、フランスが誇る銘醸ワインを味わいます。 ソリュトレの丘の遺跡-石器時代の遺物が生みだすワインギリシア植民市の誕生-ワイン文化発祥の地マルセイユヴィクスの丘の青銅壷
フランスの歴史とワインの歴史を絡めた良書 ★★★★☆
フランス史を勉強しても、ブルゴーニュや南仏の歴史には弱い。日本の学校では、世界史でパリ周辺の歴史を主に教えるため、フランスの地方の歴史について学ぶ機会が少ない。しかし、パリ以外の地域の歴史も、フランス史を学ぶ上では極めて重要なのだ。でも適当な本があまりない。本書は、ワインの歴史を説明しつつ、フランスの歴史を解説するという、恐ろしく野心的な本で、それも成功しているので恐れ入った。特に、ワインの歴史は商業史、経済史と密接な関係があるため、ブルゴーニュ地方や、ボルドー、ラングドック、ランスといった地方都市がフランスの歴史の中でどういう役割を担ってきたのか、位置付けなのかが良く理解できると思う。



フランスワインよもやま話 ★★★★★
単行本としての出版後、新書である白水Uブックス化された本書は、フランスワインの通史を追ったものではなく、
フランスワインを軸に、歴史的エピソードを交えて語った数々の物語です。全体は36章にも分かれているので、短編集のように読みやすい。
フランス各地のさまざまなワインについて、それにまつわる歴史、そのワインの特徴や生産地の様子、品質等の興隆などが語られ、
ワインを彩る歴史はローマ時代から中世、フランス革命そして現代に至るまで幅広い時代が扱われています。
ぶどうの品種、栽培技術、土壌に気候はもちろんのこと、作り手の熱意や醸造技術、風評、果ては人々の利害や政治的動乱にまで左右されるワイン。
各地のワインがどのような歴史に翻弄されてきたか、どういった特徴をもつものが出来上がっているかが、
数多のワインに詳しく現地も訪問している著者ならではの筆致で描かれています。
特に酒が好きでなくとも、人類の遺産として、また歴史の中で育まれてきたものとして、ワインを味わってみたくなる一冊です。
フランス史とワインをからめた良書 ★★★★★
ワイン好きがワインのことを更に深く掘り下げていくと、どうしてもその背景を知らなくては気がすまなくなる。

なんといってもフランスワインには、ニューワールドにはない重厚な歴史が横たわっている。
 
この本は、まるでフランス革命や宗教改革などの当時に、自分がリアルにいるかのように説明されており、そしてその当時、ワインがいかに作られ、供されていたのかが非常にわかりやすく書かれている。
 
 何より私にとってうれしかったのは、学生時代に世界史の教科書でしか触れることのなかった出来事が、大好きなワインとからめられて生き生きと再認識されたことである。

 よってフランス史の良書としても、フランスワインの参考書としても十分読むに値する良著である。
 
 またこの本のよいところは、36の章がそれぞれ完結しているので、興味のあるテーマから読めるというところである。