地図で読む幕末・維新――90分でわかる!黒船から開国・討幕への戦いのすべて (知的生きかた文庫)
価格: ¥0
ペリー来航からから「維新」に至る、わずか15年間は、
日本の全歴史を通して最もドラスティックな転換期にあたります。
その短い年月の間に、吉田松陰・坂本龍馬・西郷隆盛・高杉晋作・勝海舟、そして新撰組など、
一度は名前を聞いたことがある人物が多数活躍し、数々の悲劇や英雄物語が紡がれます。
しかし、この時代は、諸勢力が活発に離合集散を繰り広げ、
さまざまな思想が複雑に入り乱れて猛スピードで事態が展開し、
文章だけの解説では、わかりにくい時代であることも事実。
文章に地図情報やチャート図、表・写真などを多用してはじめて、
「なるほど、そうだったのか!」と理解できるものになります。
本書はまさに、そういった一冊。
見開き単位で地図情報と図版を満載し、「見る幕末・維新史」ともなっています。
西南戦争までの25年間を、最もわかりやすく解説!
■目次
●序章 幕末前夜の世界と日本
(外国船の接近と「蛮社の獄」―外国船を打ち払う幕府を批判した蘭学者らが処罰を受けるイギリスの動き―最強の海軍力と工業力で中国にアヘン戦争を仕掛ける ほか)
●第1章 黒船来航と動乱の始まり
(ペリー来航―二〇〇年間国を閉ざした日本に開国を迫るアメリカ艦隊の出現
将軍継嗣問題の浮上―次期将軍位をめぐり幕府が分裂!「一橋派」と「南紀派」の対立 ほか)
●第2章 京に吹き荒れる騒乱の嵐
(桜田門外の変―水戸脱藩浪士と薩摩脱藩浪士によって、井伊直弼が襲撃される和宮降嫁―失墜した幕府権力の回復を狙う「公武合体」の“目玉政策” ほか)
●第3章 倒幕から「討幕」の戦いへ
(大田・絵堂の戦い―高杉晋作によるクーデターが成功し、長州の藩論が恭順から討幕へ亀山社中設立―坂本龍馬が薩摩藩などから資金の提供を受けて海運業に着手 ほか)
●第4章 武士の時代の終焉
(版籍奉還―大名が有していた土地と領民を、“いったん”天皇に返上直轄軍の誕生―山縣有朋によって打ち出された徴兵規則と「御親兵」の創設 ほか)