僕は被差別部落の存在を高校生のとき初めて、
岡林信康さんの歌で知った。

「橋のない川」や
「破壊」など、
文学作品はいくつか読んだが
歴史の観点からこれを見る事はなかった。

この本は先鋭的になる事なく、冷静で客観的な
筆致で被差別部落の歴史を綴る。

江戸幕府と被差別部落民の関係など、
僕にとっては、初めて聞く事ばかりで
大変知的興奮んを味わえた。