ウェルカム・トゥ・ザ・ビデオ [DVD]
価格: ¥3,086
ガンズ・アンド・ローゼズが1987年から1993年にかけてミュージック・ビデオのうち、もっとも鮮烈で忘れがたい13作がここにある。MTV初期のヴィジュアル・スタイルの進歩に貢献した作品群である。今にして思えば、ミュージック・ビデオのほぼ全部の“様式”を使ったのはガンズ・アンド・ローゼズではなかったか。例を挙げてみよう。「Welcome to the Jungle」では、バンドのステージ・パフォーマンスと、アクセル・ローズが無法の街にやって来た男を演じる挿話が目まぐるしく交錯する。「Paradise City」は、アリーナでのサウンド・チェックという設定。「Sweet Child O' Mine」は、ビデオ制作の様子を描くビデオ・ドキュメンタリーという、今や使い古されたコンセプトに基づいている。ところで、このアンソロジーからは2つの強迫的なテーマが伝わってくる。それは“どこまでも頑固に愛を求める男”と“水死”(「Don't Cry」と「November Rain」)だ。もっとも興味深い作品は、幻覚めいたディストレーションが効果的な「The Garden」とシュールな「Since I Don't Have You」だ。後者にはゲイリー・オールドマンが笑う悪魔役で主演している。(Tom Keogh, Amazon.com)