楽曲良し
★★★☆☆
アイドルはちょっと・・・と言う方でも良い曲だなと思える曲があると思います。
自分も本来アイドルは苦手でそういう類のアーティストの曲を聞いたり買ったりする事には無縁な人ですが、
AKB48のテレビ等では歌わない劇場やライブ用(?)の曲をあるサイトで偶然聞いてから良い楽曲の多さに惹かれファンになりました。
SKE48は、そのAKB48の妹分的グループで同じ秋元康がプロデュース&作詞を手掛けています。
なので同じく楽曲は良い曲が多いです。いわゆるアイドルっぽくない本格的な曲もあります。
ダンスの振りやパフォーマンスも良いです。
ただ、DVDに関してですが、最近のAKB48系のライブDVD全ての欠点として音声がスタジオ収録音声(CD用に収録したボーカル)を後から被せています。
なので音響も感じられず臨場感が無い、激しい動きをしても声が常に安定している口パクのような状態になっています。
観客の声入りのPVを見ているような感じで違和感ありまくりです。
実際のライブでは、ほとんど生で歌っている事が多いのですが、それを知らないで見る人はAKBやSKEのライブは口パクなのか・・・と思ってしまうでしょうね。
このDVDには収録されてないですが、メイキングが入っているDVDだとメイキングで聞こえてくる歌声が本編の歌声と全然違う事に気付きます。
あと、このDVDは1枚に詰め込みすぎているせいか、画質が良くないです。良いテレビでみるほど粗が目立ちます。
特に17曲目のInnocenceあたりは照明のせいもありますが思わず「画質わるっ!」と声に出してしまいました。
ただ、この値段ですし、それらを差し引いても興味のある方は買って損はない作品だと思います。
コレを見ると
★★★★★
ギッチギチに混みあった会場で人の隙間から
ライブを見てたのを思い出す・・・。
限界をぶち破る疾走感
★★★★★
第二期生であるチームK2が加わったSKE48として、初の単独公演を収録したライブDVDです。
特典映像として、メンバー1人当たり50秒程のオフショット動画で構成された
チームS、チームK2、研究生の紹介が30分間収録されています。
メンバー同士のスキンシップが愛らしいですね。
セットリストはS2公演が中心です。
媚びや可愛さで誤魔化すのではなく、パフォーマンスによって観客の心を掴もうとする
真っ当な献身さがあるので、アイドル文化に明るくない方でも楽しめる公演です。
振りの軌道は最も遠く伸び上がるように描き、身体は腹筋や背筋が軋むほど激しく動かし
腕は肩が外れるほど鋭く突き上げ、踊る事の喜びに満ち溢れた笑顔には振り乱れた髪が張り付いています。
体中に乳酸が溜まるほどの激しい瞬発力を、最後の一瞬まで連打するメンバー達の姿に
血がたぎるようなエネルギーを貰いました。
第二期生が歌い踊る姿は、眼前の事だけに全力を振り絞れる新人ならではの輝きに溢れ、胸熱くなりますね。
Innocence終盤での珠理奈さんの鬼気迫る表情、桑原みずきさんの鋭くダイナミックなダンス
松下唯さんの素晴らしい歌唱力など、メンバー一人一人に心奪われる瞬間があり
繰り返し見るに値する強度を持った作品です。
09年秋頃に収録された「手をつなぎながら」公演のDVDも同日発売されましたが
こちらのボトムラインDVDの方が、ライブの凄まじい高揚感や躍動感が表れており
限界をぶち破る様なチームSの突破力を堪能出来ると思います。
チームSフルメンバーが成し遂げた奇跡の疾走感をぜひ体感して下さい。