『ターザン』のカラー特集記事別冊みたいな感じ。
★★★★☆
運動から長らく縁遠い人たち向けに、『ターザン』の如く写真&イラストで見やすく、体幹を使っての歩行とそこからランまでの過程を解説した本。
モチベーションを保ち続けるようなアドバイスが、ふんだんに盛り込まれており、ターゲットにしている読者も読後「何だか私でも続けられそう」と思わせる内容になっている。
デスクでの仕事中、通勤途上等で気をつけるポイントやストレッチも沢山載っており、これだけ種類があれば、どれか一つぐらいはできそうだ。
終盤のQ&Aも、『最大の敵「もう飽きた!」と闘うための』と記されているとおり、サボりたい時にも少しだけでもやろうかとやる気を出させるような回答が、19も連なっている。
歩く姿勢や歩き方については、著者の他の本の書評でも書いたが、ずぶの素人に手ほどきするにしては、言葉足らずな感は否めない。
先ずはフォームよりモチベーションをどう引き出すかに重きを置いているのは分かるが、前半1/3だけでは不足。
運動不足の方にオススメ
★★★★☆
私自身が読むというよりも、運動不足で腰痛持ちの妻にと購入しました。
体幹を使ったランニングを提唱されていることから、ウォーキングについても体幹を大きく使った動きを薦めています。私自身は、1年半ほどウォーキングを、半年ほどランニング(ジョギング)をやっていますが、ウォーキングをする上で気をつけていた事を再確認できた感じです。もちろん、勘違いしていた部分の矯正にも役立ちました。
身体の不調は「骨格の歪みが原因」というのは正しくその通りと思います。私は現在でこそ腹筋も鍛えられ、腰痛もほぼ解消しましたが、ランニングを始める以前は腹筋が弱くすぐに腰痛が顔を出したものです。最初は、ウォーキングを1年近くやってきていたにも関わらず、20分走るのが限界でした。しかし、現在は1時間を楽に走れる身体になってきています。
正しい姿勢で美しく歩くことが正しいランニングにつながり、結果として痩せる体質へと変化して行くと言うことがわかりやすく解説されています。運動不足で体調が悪い、少し動くと疲れる、息切れすると言う方はぜひこの本を手にとってみてください。