人のために祈ると超健康になる!
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★「利他」の行動が効く!
『汝の敵を愛せ、汝を迫害するもののために祈れ』(新約聖書・マタイ福音書)
宗教のなかには、しばしば、このような、一見、非合理と思える教えが存在します。なぜでしょうか?
その答えのカギは、今注目のホルモン「オキシトシン」にあります。オキシトシンは、ストレスに対抗するホルモンで、別名「愛のホルモン」とも呼ばれています。
その特長としては、「人から愛される」と、分泌されることがあります。そして、さらに特筆すべきなのは、「人を愛する」ことでも、同様に分泌が高まるとわかってきたことです。他者のための行動、すなわち「利他の行動」が、オキシトシンを大きくふやすのです。
本書では、オキシトシンのふやし方をはじめ、「より健康になるための秘訣」や、「医学と宗教の関係」について、明快に解き明かしていきます。迷い、悩み、うつや生活習慣病で悩んでいるかた、また生き方に悩んでいるかたにとって、苦しい現状を変えるきっかけになればと思います。
目次
第1章 オキシトシン・再発見の物語――オキシトシンの多彩な作用
第2章 オキシトシンをふやす7つの刺激――心理的刺激と感覚的刺激を与えよ!
第3章 なぜ人と人は争ってしまうのか――対立する2つのホルモン
第4章 瞑想中、脳では何が起こっているか――医学から宗教を見る
第5章 オキシトシンをふやす5つのセルフケア――統合医療の可能性
第6章 大いなるものを信じて――今生をよりよく生きるために