[新訳]貞観政要 組織のリーダーにとっていちばん大切なこと
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ここ10年近く、『貞観政要(じょうがんせいよう)』は半ばブームの様相を呈している。『貞観政要』という書物は、300年という長期政権を築いた中国・唐王朝の二代皇帝だった太宗(たいそう)=李世民(りせいみん)と、彼を取り巻く名家臣たちとの言行録。その問答を通して、トップと部下はどのような関係であるべきか、何が組織寿命の長短を分けるのか、リーダーにとって必要不可欠な心得とは何か……等が浮かび上がる。5章構成からなる本書は、原田種成著『新釈漢文大系 貞観政要(上・下)』(明治書院)という大部の書に拠り、35編の言行録を厳選したうえで、それぞれに【書き下し文】【新訳】【解説】を記載している。とくに【解説】は唐王朝時代の解説にとどまらず、そこから学びとれる教訓を現代の視点から説き、組織社会の難題を克服するヒントを提供してくれる。究極のマネジメントを磨くことができる必読古典を、斯界の第一人者が編訳。