超能力をもっているひとびとが
★★★★★
飛び越しできず、もどることのできないという、「時の抵抗」をうけないでおれる、という発想から、すべてがはじまります。
そんな能力は、自由の一種なのですが、これを社会に対する管理に応用します。
自由の制限が、そこにあります。
マイノリティ・リポートは、感覚されたものの一端を統計としてあつかって、これを軽視したり省略したりできるという設定なのです。
それは、慎重に言挙げしてみて、ただしい態度ですね。
これが冷静にできないと、現実世界では、ずっと大変だなあと思いました。
劇場公開時の再現性は高いんだろうが・・・
★★★★☆
近年の公開作と比べてしまうと必ずしも高画質とは言えないレベル。
スピルバーグ監修の割には敢えて残したのか、細かいフィルム傷が所々散見される。フィルムグレインがかなり乗っており、これをノイズとは思わないが元々粒子が荒い映像にCG部分との親和性を持たせる為にわざと被せているような感じで鮮鋭感が乏しい。要するにグレインが過剰すぎると思った。良く言えばBDだとそこまで忠実に再現されてしまうと言ったところです。フィルムグレインによって好みの分かれる画質。色再現性はDVDでは描ききれなかった暗部や色彩が見事に再現されており素晴らしい。音質はDTS-HD MAでこれまた素晴らしい。FOXさんのBDは基本DTS-HD MAなのが嬉しいですね。
2054年の世界は、やっぱりHDが映える。買い換える価値はあります。
★★★★☆
本作は2002年の作品だが、スティーヴン自らがレストアに関わっただけあり見事なクォリティだ。たった8年前程度なのに「今や当たり前」の未来社会が訪れていることにも驚く。こういう時代を予見したフィリップ・K・ディックと映像化したスティーヴンの先見性に唸らされるなあ・・・。クラウド時代になり、当時はヘンテコに見えた車も現実化しつつある。EV(電気自動車)も年内には発売され、それには高精度のGISが搭載されるはずだ。映画で観たように、その車でGAPの横を通れば「只今セール中!」のような告知をナビ画面に表示することは簡単だ。また、いまブームになっている「デジタルサイネージ」もまさに「この映画のように」進展している。フェリカやアップルやグーグルはさらに世界を狭くしていくだろう。その視点で観ると、犯罪事前予知を描いた本作はもはやSF映画ではない。2054年どころではなく、2020年の世界はどう変わっているのだろうか。リアルタイムでそれらを体現できる我々は、幸せか不幸か。映画は申し分ない面白さであり、新録メイキング&インタビューもHD収録。DVD2枚組を持っている方には「是非もの」で買い替えをお勧めする(笑)。他作品でも語っているが、スティーヴンはブルースクリーンが嫌いだ。こんな先進的な監督が、きちんとセットを作って作品に挑む姿勢は、VFX頼りの多くの監督にも見習ってもらいたい。「例えばブロードウェイの舞台でイスひとつで芝居なんか出来ないだろ?」とインタビューで問いかけるスティーヴンの想いは本物だ。まあ膨大な制作費を使えるから言える発言でもあるわけだが・・・。星は4つです。
まずまずの出来
★★★★☆
ストーリー展開に大きな矛盾があるが、作品としては楽しめました。
画質・色合いもDVDに比べたらいい出来だと思います。
作品は最高ですが製品のつくりがダメ
★★☆☆☆
なんでディスクの読み込みにこんなに時間がかかるんでしょう?
プレーヤーとの相性もあるのはわかっていますが、読み込みが終わったと思うと警告文やCMが入りまた読み込み、というのが数回繰り返されるという構造自体が問題でしょう。トップメニューにいきつくまでに数分かかる感じでイライラさせられます。
またメニューから特典映像などを再生する際の読み込みも遅く、なまじ特典映像がコマ切れになっているため、全部見るには忍耐力が要求されます(笑)。