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なくもんか [Blu-ray]

価格: ¥6,090
カテゴリ: Blu-ray
ブランド: バップ
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家族がテーマはやはり泣ける ★★★★☆
水田伸生監督、阿部サダヲの作品は初めて観た。

あまり期待していなかったためか、とても面白かった。
大いに笑って、ほろりと泣けた。

笑い、泣き、感動のつぼは十人十色なので観てみないと分からないタイプの映画。
(ある人が笑う箇所でまったく笑えない…というようなことは多々ある。)

本作は映画としてのレベルは3くらいと思う。
編集や演出があまり上手ではなく、酒樽を担いで歩いている山ちゃんの姿はどう見ても学芸会なみ…酒樽は空って感じ。

前置きやエピソードも詰め込み過ぎで少々凡長ぎみ。
あと20分くらい短くすれば展開がよかったと思う。

笑って泣いてタイプの映画としては「寅さん」シリーズを思い出すが、質的には到底及ばないものの「家族」を
テーマにしている点は泣ける。

竹内結子が「貧乏、子供、動物は泣かせる三大要素じゃん!」と言っていたが、嘘話「コブ太と赤い車」のくだりでも泣けてしまう。

ちなみにBlu-rayディスクの特典映像はDVDとまったく同じというのは残念。
特典満載の洋画Blu-rayとは違って、邦画にはありがちだがせっかく容量が大きいのだからだもう少し特典を入れて欲しいものだ。

作品の出来不出来とは別に好きな映画だから星5、商品としての工夫のなさで-1で星4。
脚本が破綻してないか?これ。 ★★☆☆☆
人情喜劇をクドカン脚本で撮る。これはどんな出来になるのか期待したが、話が色々なところに飛びすぎて散漫な印象で終わってしまった。離ればなれになった兄弟のひとりはハムカツ屋に引き取られ二代目として腕を振るい、ひとりは人気芸人として活躍している。そんなハムカツ屋に出ていったきりの娘が突然帰ってくる・・・。この導入部は引き込まれたが、竹内結子扮する徹子がなぜ帰って来たのか、阿部サダヲ扮する祐太のどこに惚れて結婚したのか、そのあたりが兄弟の別れに比べて説明が少なすぎるので、夫婦で頑張る姿に感情移入できなかった。また、瑛太と塚本高史という「旬」な俳優が初共演しているのに、観るに堪えない低レベルの漫才を延々と見せられても正直困ってしまう。東宝スタジオに作られた善人商店街は三谷組みたいでよかったが、そこにもキャラクターを詰め込み過ぎだ。ワンクールOA出来るテレビドラマならいざ知らず、2時間の中では進行上邪魔なだけだ。これらは全てクドカンの脚本に起因している。もう数え切れないほどの名作を送り出してきたクドカンだが、人情喜劇は初めてのジャンルであり、完成度もいまひとつだった。クドカン×竹内結子という組み合わせも凄く楽しみにしていたのに、タケウチの良さをほとんど表現出来ていなかった。いしだあゆみの認知症とその回復もマンガチックで、全く共感できなかったしね。カツ屋と漫才のふたつにテーマを絞り、余計な沖縄ロケなどもなくしてスッキリすれば、見違える作品になっていたと思う。それだけに惜しい仕上がりだった。特典ディスクはDVDで、メイキングなどが収録されているが、こちらもいちいち商店街MAPをクリックする形で、面倒くさかった(笑)。星は2つです。
タイトルに反して・・・涙腺が緩みっぱなし ★★★★☆
クドカン脚本の作品では「タイガー&ドラゴン」でホームコメディを体験していたので、この
流れを汲んだ本作品は、とても人情味ある作品として観ることができました。

「舞妓Haaaaan!!!」に続いてクドカン作品2度目の主演となった阿部サダヲの演技に脱帽。
オーバーリアクションなきらいがありますが、それこそが涙腺を刺激する伏線になるとは
思いも寄らなかった感じがします。
(生い立ちから生じる性格とか、それぞれの事情がまた上手い具合に涙腺を・・・歳か?) 

さらに竹内結子の本格的コメディエンヌとしての道を開いた作品としても見所は多いです。

彼の作品は、劇場作としての脚本としてはどうかと言われ続けてますが、着実に経験値が上が
っていて、安定感が出てきています。

元々クドカンも大人計画の舞台俳優ということもプラスに働いているのではないかと。
阿部サダヲと竹内結子のミスマッチの妙 ★★★★★
クドカン脚本らしい強引気味なギャグに乗れるか否かでしょう。ストーリー自体はそれほど捻ったものではありませんから。泣かせるシーンの直後に笑いを入れるタイミングなど、ホントに巧いです。

今回の、クドカンの脚本テーマは『家族』。今までは、笑いと破壊的な展開を得意としていたクドカンが、どんな家族の絆で物語をまとめきったのか微妙ですが、特異なキャラクターばかりではあるものの、決して荒唐無稽なナンセンス劇ばかりではなく、ときにしっかりとした家族観を提示しながら、現実的なホームドラマの範疇にギリギリ収めてはいました。

阿部サダヲと竹内結子が夫婦役と言うのも何かチグハグでミスマッチって感じがしますが、お互いがワケありの過去を持ち、阿部さんがボケて竹内さんが突っ込むと言うパターンの夫婦の会話も意外と楽しめました。
竹内結子は、持ち前の振り幅の広い演技力を駆使してこの世界に溶け込み、阿部サダヲの強烈な個性を受け止めてました。ホントに頭を叩いたり足でケリ入れてましたから。何はともあれ、実力を示した形ですね。(笑)

えー!! ここそんなサラッと流していいの!? っていう場面が多々あるし、反対にひとつのネタで引っ張りすぎのものもあったかな。最後は多少盛り返すものの、沖縄へ行く辺りからちょっと失速感があるのが残念でした。また、回収されない伏線もあったように思います。上映時間は134分。スピード感があって長くは感じなかったけれど、もう少しコンパクトにできたとは思います。