なぜ「エリート社員」がリーダーになると、イノベーションは失敗するのか
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JR東日本、トヨタ、リコー、YKK、三井物産、大阪ガス、ライオン……
「誰が」「どうやれば」成功できるのか?
無数の社内イノベータ―と向きあったコンサルタントによって
日本企業の実態が赤裸々に!
内部からイノベーションを生み出す方法とは?
「イノベーション力の不足」こそ、日本企業の大問題と主張する人は多くいます。しかし、本当にそうでしょうか? 確かにiPhoneのような爆発的なイノベーションは出ていなくても、既存のビジネスの枠組みを大きく変えるようなブレークスルーは、日本企業にも思いのほかたくさん生まれています。
長年、リクルートで日本企業のイノベーションを支援してきた著者は、意外なイノベーション企業を探し、「日本企業の中のスティーブ・ジョブズ」32人との交流を重ねてきました。それらを通じて得た著者の主張は、「日本企業はこの20年間、会社の中からイノベーションをおこすやり方を間違えてきた」というものです。その代表的な間違いは、タイトルのような、主力事業で業績を上げた「エリート社員」を新規事業のリーダーに据えて失敗するというものです。こうした「日本企業のあたりまえ=典型的なイノベーション失敗の要因」というものがいくつも紹介されます。
本書では、多くの実際の事例とともに「主力事業を持つ日本企業が、社内に日本版スティーブ・ジョブズとも言える人材を育て、イノベーションを成功に導くフレームワーク」を紹介します。