ちょっとむずかしいけど真摯でまじめな禁煙本の決定版だと思う
★★★★★
喫煙の心理学―最新の認知行動療法で無理なくやめられる (GAIA BOOKS)
イギリスの臨床心理学者が書いた本です。翻訳本で読みにくいのは読みにくい。しかし、読むだけで簡単にやめられるとか、30分でやめられるとか、いろんな禁煙本が出ていますが、この本の読みにくさや面倒くささが本当に卒煙に至るまでに必要なプロセスなのでなないかと思います。私は医学の専門家ではないですが、医学的には最も納得できる情報が提供されていると思います。これまでほとんどあらゆる禁煙本を試し、セラピーに行ってもだめだった私が、この本を時々中断しながらも読み終え、書中で指示された作業としていろいろなリポートを書き、考えていくうちに、止めることができました。
禁煙後、3ヶ月くらいはまれにタバコを吸いたい(フラッシュバックってこういうものでしょうか)気持ちに襲われましたが、それも秒単位、軽くやり過ごせました。気が付いたら1年がたっていて、もうタバコをすいたいとはみじんも思いませんし、タバコを吸っていたことは遠い昔の出来事のようです。
ちょっと高いですし、30分では読み終えるのは無理だと思いますが、本当にお勧めです。
喫煙に関する認識を根本的に変えてくれる本
★★★★★
これから禁煙あるいは禁煙指導を始めようとする方にお勧めです。
日本語訳も分かりやすく、一気に読めてしまいます。この本を読むまで、私は喫煙とはストレスを解消するもので、禁煙とは苦痛を伴うものに他ならないと思っていたのですが、それが全くの見当違いであったことが分かりました。
スモーカーの心理学
★★★★★
日本の臨床心理の世界では
喫煙者の心理というものは
あまり研究されていないと思います。
心理学的にも興味深い本です。
心理学分野の禁煙療法
★★★★☆
英国の心理学の専門家が唱える最新の禁煙方法の書です。
禁煙の分野は、もともと精神科が受け持つべき、としています。
タバコやニコチンを擬人化し、それと戦う気持ちを作る方法を教えてくれます。
その他、タバコの健康被害や、禁煙先進国英国の禁煙対策の実態も詳しく説明しています。
最新の投薬治療等の最先端医療についても触れています。