プロだけが知っているマンションを高く売る方法 マンション高額売却術 (ハウスマートブックス)
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今、中古マンション市場に熱い視線が注がれています。
新築マンションは資材や人件費の値上がりにより価格が高騰し、完全な割高になっています。
そこで価格が適正な中古マンションを求めている人が増えているのです。
国は2020年までに中古住宅の市場規模を2倍にすると発表しました。
アメリカ、ヨーロッパでは中古住宅を買う人が8割以上を占め多数派ですが、日本はまだまだ中古住宅市場が未熟で全体の2割弱の人しか中古住宅を購入していません。
ですが若い年代を中心に「中古のマンションを購入してリフォームし、自分らしいライフスタイルを手に入れたい」という層が確実に増えているのです。
一方日本全体で見た場合、人口減による空き家率の上昇率は深刻です。
総務省による平成25年「住宅・土地統計調査」によると全国の空き家数は820万戸と5年前に比べ63万戸増加し、過去最高に空き家が多い状況です。
つまり、今の市場では確実に中古マンションのニーズはあるものの「売れるマンション」と「売れないマンション」がクッキリと分かれているのです。
マンション売却を行うための施策をしっかりと行っている人はマンションを高値で売却することができ、間違った方法を行っている人のマンションはいつまでたっても売れないのです。
こんにちは。株式会社ハウスマートの代表を務めております針山と申します。
弊社は中古マンションの売買を専門に行う不動産会社です。
日本の不動産業界は長らく「新築住宅信仰」がありました。
とにかく「新築住宅は安心です」という言葉を合言葉に、新築住宅ばかりを売っていたのです。
新築住宅は売り主がマンションディベロッパーなどの不動産会社なので、売るのが簡単です。
マンションの状況や説明資料などは全てマンションディベロッパーが揃えてくれるので、ある程度口のうまい営業担当者であれば何の問題もありませんでした。
しかし、これからの時代は欧米と同じように中古不動産が主流になってきます。
中古マンションの売却には「専門的なノウハウ」が必要です。
マンションディベロッパーが何から何までやってくれる新築マンションと異なり、広告や説明資料などは不動産会社で作成しなくてはなりません。
また中古マンションならではのアピールポイントや、気をつけなければいけないポイントがたくさんあるのです。
あなたがマンションの売却をお願いする不動産会社が「中古マンション」の売却に強みを持っているかどうかは重要なポイントです。
単に「大手だから」「有名だから」といって任せてしまうとあなたのマンションも「売れ残り」のマンションになってしまう可能性があるのです。
あなたが売却をお願いする不動産会社が最新のマーケティング手法を駆使しているかも重要なポイントです。
昔の不動産会社ですと、マンションの広告をチラシにして店頭に張り出したり、ひたすらポストに入れてお客さんを探したりしていました。
世の中の情報量が少ない時代ですと、これでもお客さんの目に留まり、じっくり見てもらえるケースもありましたが、今ではあまりにも世の中の情報量が増えていますので、オフライン(インターネット以外)でお客様にアプローチしてもそもそも目に留まりません。
郵便受けのチラシをまるごとゴミ箱に入れる方も多いのではないでしょうか。
今では多くの人がスマートフォンを持つようになり、1人の人間が1年間に消費する情報量は10年前と比べて「65倍」に増えているということです。
このように情報が多すぎる中で「いかにあなたのマンションに目を留めてもらうか」が、マンションを売却する上で重要なポイントになることは間違いありません。
私は新卒で大手の不動産会社に入社し、新築不動産の企画や販売を担当していました。
しかし「これからは中古不動産こそが日本の主役になる!」と確信し、総合インターネット企業である「楽天」に転職。
システム開発やWEBマーケティングについて徹底的に勉強しました。
大手不動産会社と楽天で勉強したノウハウを元に会社を興し、今は中古マンションの売買に特化したサービスを提供しています。
社員の半数がシステムエンジニアとマーケティング担当者で、スマホアプリによる顧客への訴求や、国内最大級の不動産メディアの運営など、従来の不動産会社には無い戦略でお客様のマンション売却を成功させています。
(詳しくはグーグルやヤフーなどの検索サイトで「カウル」と検索して下さい)
私は家に関して、とても記憶に強く残っている思い出があります。
それは私の両親が、マイホームを購入した時の思い出です。
私の家族は、とても狭い父親の会社の社宅に住んでいました。
狭い上に床が薄く、子供の私が走り回ると下の階から毎回クレームをもらうような社宅でした。
そんなある日、父が一発奮起し中古で住宅を購入したのです。
子供だった私はその家に入った瞬間とても感動しました。
明るいリビング、広々としたキッチン、自分の部屋。
前に住んでいたご夫妻が大事に使っていた住宅は、とても良い状態が保たれていました。
この家に住めることが、私は嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
その嬉しさを感じたとき「家っていいな」という思いが強く記憶に残り、今の仕事をするきっかけになったと思っています。
マンションは大事な資産です。
マンションの売却は、人生の中でそう何度もあることではありません。
だからこそしっかりとしたノウハウを身につけ、是非マンション売却を成功させてください。
<目次>
■マンション売却のウソを見抜く!
・「このマンションを購入したい人がいます」チラシは本当か?
・マンション売却の罠!高すぎる査定金額に要注意!
・マンションを高く売るための必須チェックアイテム「マイソク」とは
・超高齢化!不動産業者の恐るべき実態とは
・本当に高く売れる?マンション売却一括査定サイトに要注意!
・マンション売却の恐怖!あなたのマンションは「囲い込み」されていないか?
・どんどん巧妙化する囲い込み
・「あなたのマンション買い取ります」は本当に安心か?
・仲介会社と買取会社のタッグに注意しよう!
■マンション売却の「ツボ」と「コツ」!
・マンション売却の流れ
・マンションを高く売却するために必要な心構えとは
・大手だから安心?マンション売却を任せたい不動産会社とは
・なぜマンションを売るの?マンション売却に踏み切った理由とは
・一体どうやって決めてるの?売却マンションの査定の仕方とは
・いくらでマンションを売ればいいのか?マンション売り出し金額の決め方とは
・こうすればスッキリ!マンション売却のための価格戦略とは
・相場より高く売れるケースはあるか
・これってホント?マンションの売り出し金額に反映されないポイントとは
・意外とかかる?マンション売却にかかる費用とは
・「非公開物件」の方が高く売れる?マンションを高く売る為に見落としがちなポイントとは
・やっぱりキレイな方がいい?マンションを売却する際にリフォームは必要か
・どうして?見学は多いのに誰もマンションを買ってくれない理由
・売れやすいマンションに共通するポイントとは何か
・意外な盲点!「マンションを売る理由」を考えよう!
・マンションを高く売却するために、抑えておきたい見学のポイント
・あなたにしか分からないメリットを伝えよう
・侮れない!マンション見学の予定を調整するメリットとは
・スーパーに学ぶ!マンション売却の価格決めとは
・マンションを高く売却するコツ!インターネット広告を活用しよう!
■マンション売却準備から決済まで抑えておきたい9ポイント
・備えあれば憂い無し?マンションの売却活動をする前にしておきたい準備とは
・浮かれるのはまだ早い?マンション購入申込書の確認ポイントとは
・意外と少ない?マンション売却の契約時に必要なもの
・超重要!マンションの売買契約で説明される内容とは
・マンション売却トラブル回避の秘訣!付帯設備表を確認する
・こんなの不動産だけ?手付金のチェックポイントとは
・いよいよ当日!マンション売買契約日の手順とは
・あと一歩!マンション決済に向けて準備することとは
・決済当日の流れとは
■終わりに
マンション売却で一番大切なこと
【著者情報】
針山昌幸(はりやま まさゆき)
一橋大学で経済学を学ぶ。大学卒業後、大手不動産会社で不動産仲介、用地の仕入、住宅の企画など幅広く担当。顧客の利益が無視された不動産業界の慣習や仕組みを変えたいと志す。
2011年、楽天株式会社に入社。大手企業に対し、最新のマーケティング・ビックデータ・インターネットビジネスのノウハウを元にコンサルティングを行う。
2014年9月株式会社Housmartを設立し、代表取締役社長に就任。仲介手数料が半額のWEB不動産「カウル」の運営を行う。
著書「中古マンション本当にかしこい買い方・選び方」がAmazonランキング・ベストセラー1位(マンションカテゴリー)を獲得。Housmartの経営を執り行う傍ら、テレビや雑誌への出演など、マンション専門家としての活動も行う。
■売却手数料が半額のWEB不動産「カウル」
https://kawlu.com/