第1巻よりもマニアにはたまらない作品!
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萩原政男氏の作品では、第1巻「昭和30年代からはじまる鉄道栄光の軌跡」がメジャーな路線、列車を採り上げているが、マニアには、こちらの方に触手が伸びる。なにしろ、西大寺鉄道(モノクロ)を初め、何と言っても頸城鉄道のコッペルのカラーフィルムは目を見張る!
軽便というマイナーな鉄道も撮影している事が嬉しい。第1巻と同様カメラは手持ちで撮影しているようで、上下の微妙な震えが唯一残念である。同様の作品に「宮内明朗」氏のものもありますが、萩原氏は、フィルムや器材はより良いものを使用していたようで、宮内氏の作品より、フィルムの粒状性、発色は幾分良いのですが、3脚を使わぬ手持ち撮影は、宮内氏に劣る。
しかし、当時の8ミのカラーフィルムは高価だったので、良くこれだけのものを残してくれた事に感謝します。