イマイチですね〜
★★☆☆☆
後に思い起こせば分岐点だったと思えるような
計らずも色んな出来事が重なってやってくる・・・
そんな真っ只中にいる女性の揺れ動く心情を描き出た作品です。
個人的には主人公の言動に釈然としない面が残ります。
結果的にはハッピーエンドに落ち着いたもののどこか後味が宜しくない。
あまりラブロマンスのようなピュアさを感じる類のものではないですね。
循環する時間、人生。それは川の流れ
★★★★★
映画のストーリーは書きません。
人間が生きる事の難しさ、楽しさ、苦しさが詰まっています。
宗教や信仰、生老病死、そんな中で血の繋がりとでもいうのだろうか、
親子とは何か、伴侶とは何か。
死という普遍のために生まれてくる人。
総ては神に委ねられるのか、それとも、脳と身体が創り出すのか。
ラストシーン、川は流れていた。
演技は極上
★★★☆☆
ほんわかしたラブコメだと思って観てみたところ、全く違った。ラブコメだと思ってただけに全く楽しめず、そういう意味では☆2つにしようかと思ったけど、「人間ドラマ」としてみた場合&演技、脚本という観点でみた場合は☆4つなので、中間をとって☆3つとした。
主人公の女性は気難しく強情でヒステリック。他人への要求度も高く自己中心的。この時点で見てるのが苦痛になってきたのだけど、この主人公の女性に生みの母親が登場するあたりで物語が面白くなってきた。人間模様のドラマとしては秀逸だと思う。なぜこんなにも精神年齢の幼い女性にコリン・ファースが裏切りにあってもまだ惚れてるのかは謎だけど、現実はこんなものなので妙なリアリティがある。また気難しい女性を演じるにあたってヘレン・ハントは適役だった。主人公女性に好感は全く持てないものの、ヘレンの演技には感心せずにいられない。ハリウッド的娯楽映画としてではなく、どこにでもある人間模様をうまく切り取った映画として評価したい作品。
アラフォー世代にはぜひ観ていただきたい。いろんな感情を感じ、悩みながらも強く生きていくエイプリルに共感
★★★★☆
養子としてもらわれて育てられたエイプリル(ヘレン・ハント『キャスト・アウェイ』『恋愛小説家』)。40歳を目前にして夫はいるけど子供がいない。子供を産みたいという気持ちでいっぱい。そんなエイプリルを中心に次々と複雑な出来事が起きていく。
まず夫が別居を申し出てくる。悲しいことに養母が他界。それから自分が実母だという女性から突然連絡が来る。そして学校で教師をしているエイプリルの生徒の父親フランクと親しくなり恋愛関係に発展。そしたらなんとエイプリルが妊娠していた!次から次へと起こるハチャメチャな出来事の連続。エイプリルの物語の行きつく先とは…。
爆笑とは言えないけれど、軽いコメディタッチの映画で穏やかな雰囲気がとても温かい。
夫に別居を告げられ、養母が他界し悲しむエイプリル。突然実母と名乗る女性が現れて困惑するエイプリル。教え子の父親なのでちょっと引け目を感じながらもフランクに惹かれていくエイプリル。フランクと関係が発展していくうち夫から連絡が来て混乱するエイプリル。そして妊娠していることがわかり喜びながらも、夫の反応やこれからのフランクとの関係に戸惑いを隠せないエイプリル。喜怒哀楽、いろんな出来事でいろんな感情を感じる彼女にとても親近感がわきます。そして一生懸命考えて、悩みながらも先へ進んでいくエイプリルに勇気づけられる。強く前進していく彼女はとても心強き女性。結末はちょっとほろ苦く、迷いもありながら少し悲しく、でも幸せそうでこれから自分の人生を生きていくんだという決心のエイプリルの表情が印象的なラストでした。
アラフォー世代にはぜひ観ていただきたい映画です。全部とは言わないけれど、きっと共感できるところは必ずあると思います。
主人公に共感できなかった
★★★☆☆
39歳にはとても見えない、老けて枯れた女教師に、
なんでコリン・ファースが恋をしたのか謎だった。
性格的にも疑り深く、自己中心的で、振り回される
周りの人たちが気の毒に思えるエピソードもあった。
自分は養子で不幸だった。悲劇のヒロインなのよと、
そんな思いが見え隠れするワガママな女に思えた。
愛する人の子を妊娠する可能性はまだ残っているのに、
わざわざ体外受精するのも私には理解できなかった。
いい役者が揃っているので、それなりに楽しめたけど、
主人公エイプリルに共感できずハマれなかったなぁ〜。
久しぶりにベッド・ミドラーを見れたのが良かった。
コリン・ファースがもったいない映画だったな・・。