非常にわかりやすい
★★★★☆
実際に手に取って見てみると分かりますが、日本史の参考書でよく見かける深い知識と資料等でガチガチに固められたようなものではなく、時代の成り行きや重要語句の内容について理解させるために、丁寧な解説と豆知識(とても素晴らしい語呂もちらほら・・・)で非常にわかりやすいものになっています。
また、時折、関西弁もまじってくることや、筆者の年齢が受験生と近いということもあり、親近感を持って学ぶことが出来る稀な本です。
実際に似たような経験を持っている方はわかるかと思いますが、こういった「筆者」を出してくれている場面は思っている以上に自然と頭に残っているものですよ。
ただ、この本は、非常にわかりやすくするためなのか、知識の深さが感じられません。
センターレベルなら対応できるでしょうが、(ある程度のランクの)私大や国公立2次の対策としては非常に難しい気がします。
さらに、近現代史が対象から外れてしまっていることも残念です。
私のお薦めする使用法は、学校や予備校の授業をうける前に範囲となる章を一通り読んでみることです。まぁふつうの使用法なんですけど(X_X)
この本は理解できることに重点を置いているために、授業での理解度がぐんっと上がるんです。ぜひ試してみて下さい!
また、筆者の可愛さも「やばい!」なので、やる気を出したい方にもお薦めかもしれませんね(笑