音のタネをふくらませてみたくなるピアノの小品たち。ファンタジックな味わいが、なかなかグッドです。
★★★★☆
白い画用紙に描かれた水彩画のスケッチでも見るような、そんな趣があるピアノ小品集。メンデルスゾーンの『無言歌集』に通じる味わいがあるかなあ。でも、もっとくだけてるっていうか、素朴で明るい印象を受けましたね。ウィリアム・L・ギロックがアメリカ生まれの作曲家(1917-1993)だから、そういう気がしたのかな。いずれにしても、『叙情小曲集』はじめ、ほかの曲もあれこれ聴いてみたくなる作曲家。音楽の中に封じ込められた昔話っぽいファンタジーの風味、これがなかなかグーなのです。
で、曲のタイトルを眺め、音楽に耳を傾けていると、ひとりでに“音のタネ”がふくらんでいくみたいな、色々と空想してみたくなるみたいな、そういう気持ちにちょびっとなりました。
二十九の曲のなかでは、「金魚」と、「ソナチネ」の1と2、この三曲がよかったな。「金魚」などは特にそうなんだけれど、三つの曲それぞれに、不思議と耳に残る幻想味があって、それはほんの少し恐いようなところもあって、そこに惹かれましたです。
伊藤仁美(いとう ひとみ)のピアノは、変にくずしたり、妙に恰好つけたりしていないもの。もう少し、音に陰影というか、表情があってもいいかなと思いましたが、音楽をあるがまま、自然に表現していて好感が持てました。1998年2月12〜14日、新潟県魚沼市にある小出郷文化会館での録音。
それと、CDのジャケットカバーを飾っているイラスト(by 針原 修)がユニークで、とってもいかしてます! 「鳥男の跳躍」ってタイトルの絵。というのは大ウソですが、ギロックの音楽に不思議や、しっくり合っているカバー・イラストですね。うーん、魅力的っす。
近現代アメリカの煌き☆
★★★★★
コンクールや発表会で人気のギロック作品。
コンサートホールで子供達が弾く演奏はこちらの伊藤仁美氏を参考にされてる方が圧倒的ですが、他のピアニストの演奏も聴いてみたいなぁ。
楽譜もでておりますので合わせてお持ちになるとよろしいかと。
お母さんもいっしょにいかが?
★★★★★
ピアノは素人の私。勿論ギロックという作曲家も伊藤仁美さんの名前も知りませんでした。子供が発表会で弾くことになり、演奏の指導は出来ないのでせめて、耳で覚えさせてあげたいと購入しました。素人の私が聞いても楽譜どおりの素直な演奏だと思いました。同じように演奏することは勿論出来ませんが、こういう風に弾きたいとイメージトレーニングするのにとても役立つと思います。私もCDを聞きながら子供に負けないようにこつこつと練習しています。習いに行くのは難しいお母さんも、子供の楽譜を見ながら、CDを先生にして練習してみてはいかがでしょうか?
初めてウィリアム・ギロックの作品に出会いました。
★★★★★
子どもの発表会練習用に購入しました。
ゆったりした曲やユーモラスな曲、また、テンポ感のある美しい曲など、短いけれどとても親しみやすく格調高い曲がたくさん集められています。小さい子でも弾くことができそうな曲からかなり技術のいる曲まで難易度もさまざまで、楽譜でピアノを弾くならかなり長く愛用できる曲集だと思いました。旋律を聴いていると、美しい絵のようなイメージを楽しむことのできる素晴らしいアルバムです。
オシャレで楽しいギロックが楽しめる!
★★★★★
アメリカの作曲家ギロックのかわいらしい、
ピアノで演奏すると中級くらいの作品が、
堪能できる作品だと思います。
その伊藤仁美による演奏はコンパスに絵の具
を散りばめるの如く色彩感豊か。
そして、想像力を膨らませてくれる楽しい曲が盛りだくさん。
軽い感じなので、BGMとしても重くなく、私はおすすめです♪
ぜひ。
こどものためのアルバム 届きました。
★★★★★
迅速な対応ありがとうございました!
こんなに早く届くなんて思いませんでした、本当にありがとうございました。