ますます目が離せないシリーズ♪
★★★☆☆
「club indigo」が改装されることになった。内装のデザインを手がけるのは、
超売れっ子のインテリアデザイナー笠倉壮介だ。工事は順調に進むかに思えた。
だが、笠倉のアシスタントの白戸仁美が突然行方不明になる。彼女の失踪の原因は
いったい何か?indigoのホストたちの活躍が始まる。表題作「ホワイトクロウ」を
含む5編を収録。インディゴの夜シリーズ3。
表題作のほかに、「club indigo」の仮店舗を描いた「プロローグ」、ジョン太の恋を
軸として描かれた「神山グラフィティ」、アレックスの所属するジムの会長の危機を描いた
「ラスカル3」、そして今回一番印象に残った「シン・アイス」が収められている。
人それぞれ、触れてほしくない部分を持っている。「他人に対し、いったいどれだけ踏み
込んで行けるのか?」そんな思いを抱きながら、「シン・アイス」の中の犬マンの姿を眺めた。
さて、新しくなった「club indigo」やホストたちの今後は?憂夜の過去は?まだまだ
このシリーズから目が離せない。
あっさりめですが
★★★★☆
『インディゴの夜』シリーズ第3巻。4つの話が収録されています。これまで〈indigo〉オーナー・晶の視点で語られていたのが、今回は3話めまでがジョン太、アレックス、犬マンそれぞれ3人のホスト視点。目先が変わって面白かったです。特にアレックスが通うジムの仲間ポンサックのキャラ設定には爆笑。
殺人や誘拐事件の割には、ダークな感じがせずサラッと読めます。その辺りがノリがいいと思うか、物足りないと感じるかは分かれそうですね。
やや漫画チックだし、〈indigo〉のホストがまったくホストらしくなく、男女のどろどろした感じがしないので、最初ほどハードボイルドじゃなくなってきてるかな。
楽しく読めましたが、シリアスな部分がもう少しあってもいいかも。
シリーズはまだまだ続くみたいです。