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日本の「復元力」―歴史を学ぶことは未来をつくること (MURC BUSINESS SERIES 特別版)

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: ダイヤモンド社
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歴史に学び日本人のルーツに戻れ!と西洋化(?)に反対する本 ★★★☆☆
明治維新以降、近代化・西洋化をひた走ってきた日本。
第二次世界大戦以降は、占領政策によって歴史と伝統を喪失し、
行き着いた先が、市場原理主義・グローバル資本主義によって
一体感を失った現代日本の社会だという。

今こそ、歴史に学び、「自虐史観」から脱却して日本人のルーツに
立ち戻れ! そうすれば日本人が本来持っている力によって
難局を乗り切ることができる! と励ましているのが、この本である。

リーマンショック以降、当面の間、主流になると思われる考え方を
見事に示している。しかし、市場原理主義の対極にある東洋思想
・・・多神教的であり、また仏教を基軸とし「足るを知る」思想・・・
を提唱しているが、気鋭の経済学者のイメージから大きく
はみ出した展開には、違和感も残る。

ルーツを大事にすることには大いに賛成するが、日本だけが特別だとか、
日本人は優秀な民族だ、とか言い始めると、それはかなり危険な兆候だと思う。
全体の主張はよいですが、個々の主張の根拠が空虚では。。。 ★★☆☆☆
 全体では「そうですよね」という内容にまとまっていると思います。しかし、結局のところ、これまで様々な本で語られているところの表層部の羅列と言った感が拭えません。即席仕立ての歴史を語られても説得力を持ち得ません。
 気になったのは、文中に何度か内田樹氏の『日本辺境論』が出てきましたが、中谷氏はこの内容の結論を中途半端に語り、自分の意見の様に内田氏の主張の一部を展開している様に読めたことです(適当に内田氏の視点を褒めたりしているのが興ざめです)。
また、丸山真男について「西洋が先進国で、日本が後進国といった史観を論理的にサポートした急先鋒」として表現されていますが、これに至っては、中谷氏の論点への理解力を疑わざるを得ないと考えます。でなければ、恣意的に内容を歪めいるのではないでしょうか。因みに、姜尚中による著書によれば、「超国家主義の論理と心理」のメッセージとは、天皇制国家は、国家によって内面の世界まで簒奪される国家で近代国家とは言えない異常なものだということ。今でもその宿題があるとしている。例えば靖国問題にしても、人の感性の問題と政教分離の原則が混ざってしまっているところに問題を見出している。これに対し、中谷氏は「天皇を戴く戦前の体制そのものがもつ『前近代性』に全ての責任があると言う論陣を張った」と、論点を巧みに包括してすり替え、異なる印象を与えています。引用にはこの手の問題が付きまといますが、学者でもある氏がこんな引用をして良いものでしょうかね。万事がこの調子かと思うと、折角、方向性は頷けるのに残念です。
そして日本の政治経済はこうなる ★★★★★
日本の風土歴史にねざした価値観で経済の立案運営をすべきだという説には異論はないが、グローバルな世界の潮流の中で、具体的にはどんな政治経済の形をとりうるのであろうか、著者の考えをうかがいたい。
本当の復元力に期待! ★★★★☆
 マッカーサーによって骨抜きにされた日本の精神、共産主義などがその好例だろうが、しかしながら日本には外からのものを受け入れて、独自にアレンジして生かすという国民性がある。アメリカと中国に圧されている感はあるが、両国をつないでいくのは日本人にしかできない。
 これから本物の日本の復元力を次世代の青年達に受け止めていただけるよう期待したい。だからこそ教育に新風を入れる時期なのではないか?
ごもっともですが・・・ ★★★☆☆
 正直説得力に欠けます。
現在の日本経済、日本企業の問題点や閉塞感などは、中谷氏に今さら指摘されるまでもないことでしょう。
中谷氏がかつて、痛快経済学等である意味単純明快に、日本企業や日本経済のダメさを指摘してたころから
言われてたことです。
 それを懺悔の書でいとも簡単に覆し、かつての日本企業の良さを賛美し始める。
中谷さんの説が説得力を持つには、なぜ転向したのかをもう少し詳細に書かないとダメではないか?
 アメリカ式のグローバリズムが日本に合わないという説は別にリーマンショックで初めて健在化してことでも
ないし、共同体が失われてるとか、中流、庶民階級の節度他界意識こそが日本を支えてるなんて指摘は
この本で指摘されるまでもないことです。 

 書かれてることは、日本の風土などを歴史から検証し、そこからこれからの経済を立て直しましょう
という内容で、確かに御説ごもっともなんですが、なぜ以前の説を変えたのかその中谷さんの転向経過を
検証しないと、説得力がありません。
 本人の書いてる内容にしても、それこそ人生経験に裏打ちされたからこそ厚みがあるわけですし、それこそ歴史
があるわけです。
 今後、中谷さんには、もう少し考えを変えたいきさつをまとめて書籍にしてから、経済を論じていただきたい。