ノンプログラマーと初心者のためのAutoHotkeyの使い方超入門
価格： ￥0
カテゴリ： Kindle版
---前書きより
本書は,プログラムやスクリプトライティングをまったくしたことがない人が,AutoHotkeyの仕組みを学ぶことによって,パソコン作業の自動化を手助けしようとするものです.私自身もノンプログラマーで,スクリプトライティング歴が約1年しかありません.ですから,難しいことは教えられません．
しかし,多くのノンプログラマーが望んでいるのは,黒い画面に複雑なコードを打ち込んだ末,Hello,World!とだけ表示される類の基礎ではありません.また,多くのプログラミング教科書が最初からぶっこんでくる術語たっぷりの“ゴタク”ではなく,あるいは,コードを短くできるトリックでもなく,“ともかく今日からさっさと動き,日常に身近で,なによりすぐに役に立つこと”です.
(ということなので,本書は，プログラミングをしっかり基礎から学びたい,という方には不向きということになるでしょう.)
---第一章より
私にAutoHotkeyを説明させるなら，「これは，Windows OSで動作するパソコンにおいて，作業効率化のために，ざまざまな動作をAutoHotkeyに代行させることで工程を減らすものだよ」と答えます.
私たちはWindowsパソコンを使用している際に，さまざまな”面倒くさいこと”に直面します．何度も同じ作業を繰り返したり，あるいは二つのプログラムを行ったり来たりします．もしくは，使用しているプログラムのショートカットキー(たとえばCtrl+Cはコピー)が，ボタン一つでできればな，と思っているかもしれません．
仕事から離れてみても，例えばYouTubeを開くために，毎日アイコンをダブルクリックをするのは面倒くさいものです．我々はこう思っています，「あぁ，勝手にパソコンがやってくれたらいいのになぁ」と．しかし，残念ながら，我々の多くはAI(人工知能)を開発したり，運営したりするほどの知識を持ち合わせていません．
そこでAutoHotkeyの出番です.AIほど賢くありませんが，以下のようなことが,たのプログラム言語に比べて簡単にできます．そして，本書では実際にこれらのものを作りながら，AutoHotkeyの学習を進めていきます．
·Ctrl+Alt+Yを押すと，Youtubeを再生する．そして，再生する音楽は事前登録したものの中からランダムに選ばれる(ジュークボックス)．
·コピーしたものを即座にメモ帳にペーストする．いちいちウインドウを切り替えたり，自分で張り付けを押す必要はない．(連続コピペ)
·現在の日時と時間や，署名を一瞬で挿入してくれる(日時瞬間挿入)
·25分経つごとに，音が鳴り，プログラムをすべて小さくしたうえで，「立ち上がりましょう!」と教えてくれる(ポモドーロタイマー)
なので，やはりこのように考えるといいでしょう．”自分がパソコンを用いてある行動をするために，10個の工程で行っているとすれば，それを3つぐらいに減らすことができる．残りの7つはAutoHotkeyに代行してもらおう”というように．そのためのスクリプト(パソコンに対する命令書)を,DIYするのだ,というように.
目次 (一部)
前書き(読者のみなさまへ)
第1章 AutoHotkeyで何ができるのか.
1-1 AutoHotkeyで何ができるのか
1-2 本書の構成
コラム：作業を効率化することでなにが得られるのか
パソコン作業の細かいことを効率化することで得られるもの
考えられうる反論とそれへの反論
単なる質問
第2章 AutoHotkeyの導入：飛び込む前の準備体操
コラム：AutoHotkeyが動く仕組み
第3章 ボスキーを作る
コラム：デバグの方法
第4章 使わないキーをよく使うキーに置き換えて，音量調整などをする
コラム：ホットストリングとIME
第5章 日付を瞬間入力する
コラム：変数，実装された変数(ビルトインバリアブル/Built-in Variable)
第6章 YouTubeを起動させ，音楽を流す
コラム：スクリプトの停止，終了の方法，AHKの中身
第7章 アクティブではないウインドウを操作する：連続コピペ
コラム：ControlSendのすごさ
第8章 コピーしたものを外部のtxtファイルに書き込む：連続コピペ2
コラム：効率化したいことはありませんか
第9章 YouTube Random JukeBoxを作る
コラム:If,While,Loop
第10章 登録フォームと変数を用いたYouTube Player
コラム：ユーザーフレンドリーにするための方法?
第11章 YouTubeJukeboxへのユーザーインターフェースの実装
コラム：コードの配布，AutoHotkeyコミュニティーへの貢献
第12章 集中力を保つために邪魔するプログラムを隠すスクリプトをつくる
コラム：いくつもの方法
第13章 ポモドーロテクニック用タイマーを作成する
コラム：自分でスクリプトを書く意味?
第14章 作業ファイルをあらかじめ複数登録して一括で開く
コラム:AutoHotkeyと相性のいいデバイス
第15章 アイコンとメニューの変更
終章 そしてAutoHotkeyは続く
役立つQ＆A
1.同じホットキーを，別のプログラムで別の機能として使いたいです．どうすればいいですか．
2.大文字と小文字は関係があるのか
3.varってなに?
4.動かなくなっちゃったんだけど
5.VarやLabelの名付け方のコツは?
6.Helpの[ ]ってなに?
参考資料
あとがき＆謝辞
本書は,プログラムやスクリプトライティングをまったくしたことがない人が,AutoHotkeyの仕組みを学ぶことによって,パソコン作業の自動化を手助けしようとするものです.私自身もノンプログラマーで,スクリプトライティング歴が約1年しかありません.ですから,難しいことは教えられません．
しかし,多くのノンプログラマーが望んでいるのは,黒い画面に複雑なコードを打ち込んだ末,Hello,World!とだけ表示される類の基礎ではありません.また,多くのプログラミング教科書が最初からぶっこんでくる術語たっぷりの“ゴタク”ではなく,あるいは,コードを短くできるトリックでもなく,“ともかく今日からさっさと動き,日常に身近で,なによりすぐに役に立つこと”です.
(ということなので,本書は，プログラミングをしっかり基礎から学びたい,という方には不向きということになるでしょう.)
---第一章より
私にAutoHotkeyを説明させるなら，「これは，Windows OSで動作するパソコンにおいて，作業効率化のために，ざまざまな動作をAutoHotkeyに代行させることで工程を減らすものだよ」と答えます.
私たちはWindowsパソコンを使用している際に，さまざまな”面倒くさいこと”に直面します．何度も同じ作業を繰り返したり，あるいは二つのプログラムを行ったり来たりします．もしくは，使用しているプログラムのショートカットキー(たとえばCtrl+Cはコピー)が，ボタン一つでできればな，と思っているかもしれません．
仕事から離れてみても，例えばYouTubeを開くために，毎日アイコンをダブルクリックをするのは面倒くさいものです．我々はこう思っています，「あぁ，勝手にパソコンがやってくれたらいいのになぁ」と．しかし，残念ながら，我々の多くはAI(人工知能)を開発したり，運営したりするほどの知識を持ち合わせていません．
そこでAutoHotkeyの出番です.AIほど賢くありませんが，以下のようなことが,たのプログラム言語に比べて簡単にできます．そして，本書では実際にこれらのものを作りながら，AutoHotkeyの学習を進めていきます．
·Ctrl+Alt+Yを押すと，Youtubeを再生する．そして，再生する音楽は事前登録したものの中からランダムに選ばれる(ジュークボックス)．
·コピーしたものを即座にメモ帳にペーストする．いちいちウインドウを切り替えたり，自分で張り付けを押す必要はない．(連続コピペ)
·現在の日時と時間や，署名を一瞬で挿入してくれる(日時瞬間挿入)
·25分経つごとに，音が鳴り，プログラムをすべて小さくしたうえで，「立ち上がりましょう!」と教えてくれる(ポモドーロタイマー)
なので，やはりこのように考えるといいでしょう．”自分がパソコンを用いてある行動をするために，10個の工程で行っているとすれば，それを3つぐらいに減らすことができる．残りの7つはAutoHotkeyに代行してもらおう”というように．そのためのスクリプト(パソコンに対する命令書)を,DIYするのだ,というように.
目次 (一部)
前書き(読者のみなさまへ)
第1章 AutoHotkeyで何ができるのか.
1-1 AutoHotkeyで何ができるのか
1-2 本書の構成
コラム：作業を効率化することでなにが得られるのか
パソコン作業の細かいことを効率化することで得られるもの
考えられうる反論とそれへの反論
単なる質問
第2章 AutoHotkeyの導入：飛び込む前の準備体操
コラム：AutoHotkeyが動く仕組み
第3章 ボスキーを作る
コラム：デバグの方法
第4章 使わないキーをよく使うキーに置き換えて，音量調整などをする
コラム：ホットストリングとIME
第5章 日付を瞬間入力する
コラム：変数，実装された変数(ビルトインバリアブル/Built-in Variable)
第6章 YouTubeを起動させ，音楽を流す
コラム：スクリプトの停止，終了の方法，AHKの中身
第7章 アクティブではないウインドウを操作する：連続コピペ
コラム：ControlSendのすごさ
第8章 コピーしたものを外部のtxtファイルに書き込む：連続コピペ2
コラム：効率化したいことはありませんか
第9章 YouTube Random JukeBoxを作る
コラム:If,While,Loop
第10章 登録フォームと変数を用いたYouTube Player
コラム：ユーザーフレンドリーにするための方法?
第11章 YouTubeJukeboxへのユーザーインターフェースの実装
コラム：コードの配布，AutoHotkeyコミュニティーへの貢献
第12章 集中力を保つために邪魔するプログラムを隠すスクリプトをつくる
コラム：いくつもの方法
第13章 ポモドーロテクニック用タイマーを作成する
コラム：自分でスクリプトを書く意味?
第14章 作業ファイルをあらかじめ複数登録して一括で開く
コラム:AutoHotkeyと相性のいいデバイス
第15章 アイコンとメニューの変更
終章 そしてAutoHotkeyは続く
役立つQ＆A
1.同じホットキーを，別のプログラムで別の機能として使いたいです．どうすればいいですか．
2.大文字と小文字は関係があるのか
3.varってなに?
4.動かなくなっちゃったんだけど
5.VarやLabelの名付け方のコツは?
6.Helpの[ ]ってなに?
参考資料
あとがき＆謝辞
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