みんなを幸せにする資本主義―公益資本主義のすすめ
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米国型株主重視経営は企業や社会をダメにする! いまこそ経営者が真剣に考えるべき国民を幸福にする「公益資本主義」について提言する。
最近の世の中を見てみると、どうもそういった本来の存在意義が薄れ、どれだけ最終利益を上げることができたか、どれだけ株価を上げることができたか、そんなことだけが企業価値であるという風潮が高まっており、強く危惧の念を抱いております。日本では古来より、数々の素晴らしい教えが伝えられてきました。自分も相手も満足し、そして社会全体にとっても貢献できるのが良い商売であるという「三方良し」の精神。あるいは、不正なやり方はせず、一所懸命、額に汗して働く「浮利を追わず」の精神。そして、上手くいっていても、時には一歩踏み留まって、振り返る謙虚さ、「足るを知る」という精神。こうした精神をしっかりと持ち会社を運営していくことこそが、私は企業の本来のあるべき姿ではないかと考え、今回この書籍を出版する決意をさせていただいた次第です。(「まえがき」より)
【主な内容】
第1章 欧米型資本主義の本質
第2章 欧米型資本主義の何が問題なのか
第3章 資本主義から公益資本主義へ
第4章 企業のビヘイビアと公益資本主義
第5章 投資家のビヘイビアと公益資本主義
第6章 100年企業を研究する
第7章 教育を正す
第8章 地方創生と新興国支援