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にいさん

価格: ¥1,575
カテゴリ: 大型本
ブランド: 偕成社
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ただゴッホとテオへのオマージュとして描かれた絵本 ★★★★☆
この絵本は読者に向けて作られたのではありません。後書きを読めば分りますが、ただ著者がゴッホとテオを思い、描かずにはいられなかった絵本です。

とても美しく、やさしく、特に悲しい、詩的で幻想的な絵とゴッホの書簡を熟慮した簡潔で選び抜かれた言葉たち。絵本として上質な作品です。

一方、昨日世田谷美術館でみたゴッホのジョゼフルーランの絵と比べると歴然とした絵の深みの違いを感じました。その力の差は絵描きを目指した伊勢さんのゴッホ作品に対する憧憬の背景でもあるでしょう。

本書を読みゴッホとテオに興味を抱かれた方には、アムステルダムのゴッホ美術館を強くお薦めします。そこでは日本では見れないゴッホの傑作の数々とゴッホとテオの並んだお墓の写真を見ることができます。
大人の人にこそ読んでほしい ★★★★★
にいさん

画家・ゴッホと 弟・テオの物語を、画家・伊勢英子さんが絵本として描いた。ブルーと 黄色と… 伊勢さんの描く絵は、いつものことながら、一枚一枚を飾っておきたいほど。2008年3月発行
ひまわりと、「兄さんはぼくのすべてだった」 ★★★★★
私は、ゴッホの人生を描いた映画を見たことがあり、ゴッホがフランスで絵を描いているとき、生活費や画材など、費用の支援をしていたのが実の弟のテオだったことを知っていました。ゴッホといえば、名画「ひまわり」と結びつけられますが、作者の、弟の視点から兄を見た、簡潔だけど、なにか読者の心を揺さぶる文章と、ゴッホが死んだときの枯れたひまわりの絵が、印象に残りました。そして、後書きのテオが母親に当てた手紙「兄さんはぼくのすべて、ぼくだけの兄さんだったのです」という言葉どおり、兄が死んだ翌年にテオも若くしてこの世を去っていたのを、初めて知りました。兄のことを「きみ」と呼ぶのは外国ではよくあることで、私は違和感を持ちませんでした。「ルリユールおじさん」同様、大人も読める絵本だと思います。作者の「スタイル」でしょう。
心から離れない言葉・・・。 ★★★★★
表紙を開いて、「僕には兄さんがいた」という一行に心が奪われました。二頁目を開き、どんよりと重くのしかかるような空と黄金に輝く麦畑の色の美しさに引き込まれました。そしてその色は最後の頁まで僕を虜にしました。頁の下にあるわずか四,五行にそぎ落とされた物語が、僕を絵本の中へ、中へと誘います。「この絵本を書き終えるまで心から離れなかった」と、作者があとがきで語った言葉が、読み終わった僕の心からも離れない。作者のこの本への愛情が僕の心を満たします。この絵本と出会えた事に感謝します。
むずかしい・・・ ★★★☆☆
絵本というより作品集といった感じでしょうか。
いせひでことゴッホと弟テオ
全てが好きな人には良いのではないでしょうか。

弟テオのゴッホへの呼びかけが
「きみ」となっている所にちょっと違和感。

絵はとても美しいです。
むしろ作者の他のゴッホ関係の本を読んでみたくなりました。