角栄伝説 番記者が見た光と影
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「混迷の現代に角栄あれば」と、今も根強い人気の政治家・角栄の栄光と挫折の生涯を著者が問い直す!
格差社会と言われて久しい今日、稀代の政治家・田中角栄の再評価が始まっている。2005年4月に行われた読売新聞の世論調査「戦後60年間で日本の発展に功績のあった人物」では、第1位・田中角栄、第2位・吉田茂、第3位・佐藤栄作となっている。金権政治の権現、目白の闇将軍などと呼ばれ、不遇のうちに逝った田中角栄とは、何者だったのか? 田中角栄は、本当に巷間言われるように巨悪だったのか? そして、政治家・角栄が目指した日本の姿とは、どのようなものだったのか? いまや伝説と化した田中角栄の栄光と挫折の生涯を番記者として身近に接してきた著者が、余すところなく生き生きと描く。番記者ならではの息づかいと秘話の数々。
●目次
序 章 浅沼暗殺、一つの時代の終わり
第1章 貧しい生い立ち
第2章 疾風怒濤の上京時代
第3章 幸運は向こうからやってくる
第4章 番記者と田中角栄
第5章 政界進出、闇の政治資金
第6章 列島改造への熱き思い
第7章 角福決戦へ
第8章 二八二票対一九〇票
第9章 号砲一発、スタートラインに
第10章 天国から地獄へ
第11章 心耳を澄まして
第12章 多情多恨
第13章 ロッキード事件は対日謀略か
第14章 闇将軍と呼ばれて
終 章 生き続ける「英雄伝説」