復刻版岩波写真文庫49「石炭」
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かつて繁栄期であった、石炭産業。露天掘りなどで、細々と採掘している所もある現代。
ヤマと言われて、多くの炭鉱マンや家族で、賑わっていた炭住。お父さんたちは交代制の中、労働環境は楽では無かった。炭住で響き渡っていた子供たちの声が遠い昔のように感じた。
繁栄していた頃から数十年経過し、撤去されず廃墟として残った炭住、立坑櫓、発電所。
この本は、九州の炭鉱を中心にして撮影された一冊。軍艦島の頁もあります。
1950年代の黒いダイヤは、多くの繁栄を残してきた。そんな時代がとても懐かしいです。