展覧会の絵 (幻想迷宮ゲームブック)
価格: ¥0
1987年に東京創元社より出版された異色の作品。
主人公は剣と魔法を操るヒーローではなく、琴を持った「楽師」。そして、物語の舞台となるのはロシアの作曲家、ムソルグスキーによって書かれたピアノ曲「展覧会の絵」の世界そのものだ。
独特の切り口で語られる吟遊詩人の冒険は、深い慈しみに満ちている。ムソルグスキーが10枚の絵を音楽で表現したように、著者は文字で表現し、読者の判断により展開が変化するゲームブックという器に落とし込んだ。
2002年に創土社より復刊、2012年にはフェイスより、iOSデバイス用アプリとしてリリースされた(アプリは配信終了)。