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この一冊で「戦国武将」101人がわかる!―――戦国時代を読むものしり辞典 (知的生きかた文庫)

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 三笠書房
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時代を先導した者、時代に翻弄された者、101人の名場面を描く!主役だけでは歴史は面白くない!戦国時代の重要なファクターを担った武将を厳選し、合戦、事件、人間関係から、その素顔に迫る!歴史がますます好きになる「人物事典」。

■目次
1章 ○ 応仁の乱《1467~1477》……下剋上──のし上がった梟雄たち!



●斎藤道三 国盗りは父子二代の壮大な謀略だった!

●斎藤義龍 盗らなければ盗られる! 「覇者の論理」

●土岐頼芸 美濃一国が…この「無策ぶり」につけ込まれた!

●北条早雲 戦国時代の幕を開けた「三島神社の瑞夢」

●尼子経久 近江の尼子氏がなぜ出雲で実権を握ったのか?

●細川政元 「半将軍」とまで呼ばれた権力者が自滅した理由

●山名宗全 応仁の乱の西軍総帥、時の関白をたしなめる!

●陶 晴賢 下剋上の論理──「天の与えを取らざれば罰を受く」

●大内義隆 貴族との交流に溺れた戦国大名

●松永久秀 戦国の象徴か、悪逆無道の奸雄か?



2章 ○ 加賀一向一揆《1488》……「明日は天下を…」──駆け引きに勝った武将、負けた武将



●太田道灌 やはりただ者ではなかった、扇谷上杉氏の家宰・道灌のこの素顔

●今川義忠 西軍斯波氏に対抗するため遠江へ向かったが…

●今川氏親 武将の印判状、そのさきがけをなした男

●今川氏豊 連歌に凝るあまり城を取られた男

●朝倉孝景 一向一揆の猛威──越前三郡を寄進しても門徒になれなかった!

●朝倉宗滴 武家・朝倉氏の最期を飾った「七十九歳の出陣」

●朝倉敏景 “能力至上主義”を徹底させた「朝倉十七箇条」

●小田氏治 「大晦日ぐらい…」の油断が命取りになった!

●立花宗茂 十回もの改名──名前で服属・同盟の動きがわかる!

●相良為続 農民の移動を禁止する「人返し令」を初めて出した戦国武将

●島津忠良 強靭な家臣団を育てた「教導歌」四十七首とは?

●富樫政親 本願寺とどう戦い、なぜ敗れたのか?

●畠山尚順 軍資金──堺の豪商から調達できたのは…

●志道広良 毛利の家臣にすぎない男が「家臣あっての主君」と大言したのは…

●三好長慶 連歌師を情報源として使った武将、使えなかった武将

●六角定頼 家臣統制に絶対必要なこと──「城割」を初めて断行した男!

●六角義賢 初の楽市──それは「自由」経済と商人「統制」の始まりだった

●大友宗麟 キリシタン大名と傾城の美女・一万田夫人の出会いが…

●大村純忠 戦陣の守り神・摩利支天を焼き払ったのは…

●長宗我部国親 死を恐れない行動が家を再興させた

●長宗我部元親 「姫」といわれた男が統率力を得たきっかけとは?

●毛利元就 わが子──それは最も信頼できる「持ち駒」だった

●毛利隆元 「二代目」の役割はどこにあるのか?



3章 ○ 川中島の戦い《1555》……信玄VS謙信──名将、知将の戦略を読むと…



●上杉謙信 権力集中の道程?──なぜ何度も高野山に隠棲しようとしたのか?

●武田信玄 父・信虎を追放したもう一つの理由

●武田信繁 漢籍・古典の造詣は兄・信玄を凌駕していた!

●武田信廉 信玄の死後、甲州を守った「替え玉としての信廉」

●武田勝頼 鉄壁の家臣団に次々裏切られたのは…

●馬場信房 長篠の戦いの敗北を予見していた男

●今川義元 義元が武田・北条・今川三国同盟の要となれた理由

●今川氏真 合戦の経験がない、あの今川義元の子が残した足跡とは?

●里見義弘 「落書」で政治腐敗を告発させた!

●種子島時堯 戦国を変えた鉄砲術の伝達経路

●北条幻庵 九十七歳、戦国最長寿を保てた理由

●北条氏康 「河越夜戦」は一度だけではなかった?

●北条氏繁 「鼎」の印判に込めた戦国武将の心意気とは?



4章 ○ 桶狭間の戦い《1560》……信長の台頭──「最強の軍団」を形成した武将たち



●織田信長 信長に殺戮された戦闘員は約二万、非戦闘員は八万にものぼった!

●蒲生氏郷 主従の「横の関係」をこうして強化した!

●滝川一益 一国一城より名物茶器を望んだのはなぜ?

●柴田勝家 秀吉がたたえた落城と切腹の「作法」

●佐々成政 立山連峰越え──とことんついていない男の「骨折り」

●浅井亮政 養子──名門浅井家が「純血主義」を避けたのは…

●浅井長政 一向一揆との反信長連合戦線が挫折した理由

●朝倉義景 幼い一粒種の死が信長を天下人にした?

●今井定清 「味方討ちで自滅」か、浅井の謀略か?

●荒木村重 自分と家臣の家族を信長に殺されて…

●兼松正吉 「はだしの武将」が信長からもらったもの

●前田利家 城は命より重い──利家が絶対許さなかった「失策」とは?

●明智光秀 戦国哲学を「嘘は恥」から「嘘は武略」へと変えたセリフ

●明智秀満 落城寸前、秘蔵の品を敵将に贈ったのは…



5章 ○ 秀吉の全国統一《1590》……秀吉一代の栄華──天下統一をめぐる十八人の武将



●豊臣秀吉 天下の帰趨を決める清洲会議を制した「絶対の切り札」

●豊臣秀次 秀吉の後継者が「殺生関白」へと転落した理由

●加藤清正 小西行長との確執の底流にあったものは?

●福島正則 賎ヶ岳七本槍の勇将も「妻」と「策略」に弱かった!

●安国寺恵瓊 秀吉の天下統一を見抜いていた大外交僧の眼力

●島津義弘 関ヶ原で敵中突破した男、朝鮮出兵で再び武勇を!

●堀尾吉晴 「仏の茂助」が豊臣家三中老にまで昇りつめたのは…

●増田長盛 百万石加増のチャンスを一瞬でふいにした男

●神子田正治 秀吉と口論した男の末路

●大友吉統 所領没収──大名にとって朝鮮出兵とは何だったのか?

●蠣崎慶広 天下統一時の奥州──慶広はこうしてポイントをあげた!

●京極高次 「女の力」でここまで出世した武将!

●多賀谷重経 朝鮮出兵を堂々とサボった男!

●吉川経家 秀吉の干し殺しの周到さに負けた!

●清水宗治 毛利への忠誠か、秀吉との和談か?

●高山右近 バテレン追放令──なぜ国外にまで追われたのか?

●竹中半兵衛 たった十七人で稲葉山城を奪ってみせた「動機」

●伊達政宗 最後まで天下を狙い続けた男が…



6章 ○ 秀吉死去《1598》……家康の時代──生き残りを賭けて…



●徳川家康 「人の一生は…」の遺訓は後世の偽作だった!

●松平信康 信長の娘をもらった男の悲劇

●松平広忠 人質──幼い家康の値段は千貫文だった?

●結城秀康 家康の次男が二代将軍になれなかった理由

●細川幽斎 義昭を将軍にした男──政治批判の落書を見て…

●細川忠興 細川藩の基礎を築いた武将が最も執着したこと

●鳥居元忠 三河武士の典型とされた壮絶な死に方

●菅沼定顕 家康最大の危機・三河一向一揆の原因になった家臣

●川尻秀隆 信玄なき甲斐──なぜ経営に失敗したのか?

●藤堂高虎 十七もの名城を残した秘密



7章 ○ 関ヶ原の戦い《1600》……「天下分け目」──戦国の夢、ここに終わる!



●石田三成 「目の前の天下」を取り損ねた男の執念

●島 左近 三成が自分の家禄の半分を与えた男

●真田昌幸 なぜ父子で西軍・東軍に分かれたのか

●真田幸村 大坂の陣の立て役者──「九度山抜け」の秘策とは?

●可児才蔵 討ち取った首に笹をかませたのはなぜか?

●九鬼嘉隆 家康を恨み続けた「水軍の総帥」

●大谷吉継 三成に呈した「三つの苦言」

●木下頼継 大谷吉継の悲劇は、子・頼継の戦嫌いにもあった!

●佐竹義重 ただ一度の優柔不断で国替えになった剛将

●最上義光 わが子を犠牲にしてのし上がった者の末路

●小早川秀秋 家康から陣地に鉄砲を打ち込まれた!

●黒田如水 関ヶ原の隙に天下を狙った「策士の失策」とは?

●黒田長政 「腹立てずの会」──これが組織運営の秘訣だった!



●戦国時代略年表



●武将名五十音索引



■著者紹介
小和田哲男(おわだ・てつお)
一九四四年静岡市に生まれる。一九七二年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。
現在、静岡大学名誉教授。文学博士。