近年はかなり知られるようになりましたが、西欧の童話、特にグリム童話は実はかなり残酷な話が多いです。昔のドイツの風俗、文化を忠実に描写しているからこそなのです。パステルカラーのメルヘンの世界は、色眼鏡ごしだったのですね。
作者のグリム兄弟は、「七教授抗議事件」で知られるドイツの言語学者、文献学者です。そしていわゆるグリム童話の正式名称は『子供と家庭のための童話』です。