あなたは、日本人としてどう生きるか
★★★★★
著者は、東大、大蔵省、博報堂代表と華々しい経歴だが、
一方で、「不期明日」という題名にふさわし波乱万丈な人生を歩んできている。
そんな、エリートが戦争について語っている本だが、かなり楽しめる。
著者は、近衛、益田鈍翁などその時代の重要人物達とも面識があり、
本を読んでいると、彼らが何を考えていたのかということも伝わってきて面白い。
しかし、何よりも、相浦さん等、日本人の道徳観が滲み出ている話が多くあり、
日本人としてこの先どう生きるか考えさせられた。
一読する価値はあるので、是非、読んで頂きたい。