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精神看護学 (放送大学教材)

価格: ¥2,808
カテゴリ: 単行本
ブランド: 放送大学教育振興会
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放送大学テキスト
生涯学習テキスト
放送大学の教材です。以下シラバスより抜粋「精神看護学は狭義の精神看護、いわゆる精神科医療を想定した精神科看護のみならず、急性疾患や慢性疾患、また生活習慣病など身体疾患を抱えた患者のメンタルヘルス、さらには、一般生活者の精神健康増進を主眼としたメンタルヘルスを包含するものである。看護学領域において、人を生物学的存在として、また心理社会学的存在として捉える全人的観点は必須であり、いかなる臨床場面においても、そうした観点から提供される看護、すなわち「こころの看護」が求められている。これに資するのが精神看護学である。なお、個人をトータルな存在としてみる精神看護学にあっては、個人の心理や身体のみに着眼するのではなく、対象を、心身両面から構成される「精神活動の主体」、他者とともに自立した、かつ相補的な「対人関係を構築していく主体」、ライフサイクルやスピリチュアルな面からは常に「成長し続ける主体」、「地域で生活する主体」として捉え、その主体の自立を促すよう支援することを究極の目的としている。さらに、看護職者には、患者ないし個人のアドボケーターとしての役割が期待されることから、他者を擁護することの意味と責任を自覚し、擁護を適切に遂行する能力も不可欠である。こうした能力の育成に資するのも、精神看護学である。個人対個人の関係だけではなく集団、組織、社会という枠組みと、それらの力動を理解し、個人や集団の安寧とQOL、倫理や公平を配慮しつつ介入する能力の獲得を目指す。 本科目のカリキュラム構成であるが、「概論」として、精神看護の本質と課題、精神看護の歴史、人権擁護や社会保障を含む精神科医療福祉の制度と法律、こころの構造・機能と発達、精神科薬物療法、精神障害者のアセスメントと危機介入、精神科リハビリテーション、地域精神看護、最後に、コンサルテーション活動および、精神看護と看護の将来を展望する観点から、精神看護領域における高度実践看護のあり方を用意した。また「各論」として、統合失調症およびうつ病、双極性障害、不安症、パーソナリティ障害、心身症、適応障害、てんかん、自閉スペクトラム症、限局性学習症、注意欠如・多動症(ADHD)の看護、アディクション看護を設けた。なおアディクション看護では、アディクション問題が精神看護学のみならず全看護学領域にて共有されるべき、領域横断的な課題であることを教授しつつ、一方で、精神看護ならではのコンサルテーション能力を育むことを目指す。精神看護領域における高度実践看護のあり方では、「看護師特定能力認証制度」の成立を目前とした今だからこそ、学生が精神看護の発展可能性をイメージできるよう、海外の高度実践看護師の活動と歴史を紹介する。本科目は「看護師資格取得に資する科目」である。」