細菌と皮膚の美についての本です。人間の皮膚や大腸内によい細菌を育てることが、人間を美しくするというのが根本主張です。細菌の大切さを教えてくれる本です。皮膚がしっとりするメカニズム、黄色ブドウ球菌と皮膚の関係は、著者の主張をまとめると次のようになります。「表皮ブドウ球菌は弱酸性の脂肪酸を出す。それで表皮ブドウ球菌が皮膚に多いと、脂肪酸と人間の汗、皮脂がまじり合って乳化し、肌がしっとりとする。肌を洗いすぎると、皮脂が少なくなり、汗腺もうまく機能せず汗も出にくくなる。表皮ブドウ球菌は皮脂、汗を餌にしているので、餌が少なくなるがら、数が少なくなる。表皮ブドウ球菌が減るから、表皮ブドウ球菌のつくる弱酸性の脂肪酸も少なくなり肌はアルカリ性に傾く。それでアルカリ性に強い黄色ブドウ球菌が増え、かゆみなどのトラブルが起こる。」

とってもかわいいイラストで、菌の種類について詳しく説明がされています。早速、温湿度計を購入し、ただいま育菌中です。体って面白いな、と思える本です。本当のインナービューティーを目指す方に。

今まで、何をしても良くならない肌荒れやにきびに悩んでたどり着いたのが常在菌の存在でした。この本を読んで、今までのやりすぎのスキンケアや生活を見直し、肌とおなかの菌子ちゃんを育てていこうと思いました。美容法は、とても簡単に実行できるものばかりでした。顔、体の洗い方や生活、食べ物の事、うんこさんの事にも気をつける様になりました。肌の調子も良くなってきたのでこの本を参考にこれから続けていこうと思います。とても読みやすく、絵もかわいくて菌子ちゃんにも愛情がわきました。

菌というとマイナスのイメージがあって
殺菌することばかり考えていたけれど、
それでは良い菌も死んでしまうということを知り反省しました。

菌にやさしいお風呂の入り方や、洗顔の仕方など、
普段の生活の中で簡単に実践できる方法が紹介されています。
わたしも食後に意識してヨーグルトを食べるようになりました。
おなかの調子が良くなっていい感じです。

新しい視点から美容の方法を考えることが出来ました。いつも「取り去る」「与える」事ばかり考えてきたけれど「育てる」ことで綺麗になるって考え方があったんですね。イラストも可愛くて読みやすいです。
実際に実践してみてかさかさした乾燥や色むらが無くなって感謝！いままで菌子ちゃんをいじめ過ぎてたみたいです。