証券市場に関わる方に是非読んでいただきたい!
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ベテランの域に達した公認会計士が会計と監査の本質を丁寧に解説しているような本です。
これを読んだ方なら、若手の公認会計士よりも会計・監査の本質をつかめるのではないでしょうか。
世間から注目されたNHKのドラマ「監査法人」は、公認会計士の目から見ると、あれれ?という場面がありましたが、この「BARレモン・ハート会計と監査」は、日本公認会計士協会が監修したものであるだけに、内容は至極正しいものです。
簿記を日本に紹介したのは福沢諭吉であるといった話から国際会計基準までテーマは幅広いです。また、カクテル、audit aleの話を目にして、その幅広い内容に感嘆しました(auditは、監査のことです)。
高校生・大学生から証券市場に関わるビジネスマン、霞ヶ関の官僚、政治家まで様々な方々に読んでいただき、会計が経済社会のインフラであることをより多くの方々に知っていただきたいと思います。