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ソナチネアルバム 第1巻 初版及び初期楽譜に基づく校訂版 今井顕 校訂 初版および初期楽譜に基づく校訂版 (Zen‐on piano library)

価格: ¥2,520
カテゴリ: 楽譜
ブランド: 全音楽譜出版社
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まずはこの1冊 ★★★★★
子供のころはなんの疑問もなく従来のソナチネアルバムを使っていましたが、モーツァルトやベートーヴェンのソナタを原典版で勉強し、指導者となってこの楽譜と従来版を比較するとこの楽譜のよさがわかります。まず様々な人に書き加えられたおかしなアーティキュレーションや指使いはなくなり、現代のピアノのアクションでは必要のない「同音連打で指をかえるテクニック」も、速くない同音連打は同じ指に変更されています。(作曲当時の楽器はウィーン式アクションという現代とは異なるもので、その楽器を弾きこなすには指替えが有効だったようです。この同じ指で弾く指使いはバッハの市田版・バスティン・ギロックなどの近年の楽譜には同じ傾向がみられます。)巻末についている手引きもとても参考になります。初心者の方には自分で音楽を考えなくてはいけないので少し難しいのかもしれませんが、しっかり勉強したい方や指導者は、まずこの1冊でしょう。
原典版のピアノソナタを弾けるようになるために。 ★★★★★
「18世紀の記譜法で書かれた初版・初期楽譜の特徴をできるだけ残したまま、現代の記譜法にリファインしたソナチネ」といえると思います。なので、原典版ではありません。今井氏のスタンスは「モーツァルトやベートーヴェンのピアノソナタの原典版を譜読みするときは、自分で考えて弾かなければならない。そのためにはソナチネアルバムから自分で考える癖を付けさせたほうが良い」という感じで、演奏上で必要な情報(楽想記号の意味など)をいろいろ解説して、古典派のピアノ奏法入門といったおもむきになっています。
従来の全音ソナチネとの大きな違いは譜割りです。こちらの方が1ページあたりの小節数を減らしてあるので、音符の印刷が大きく、レイアウトも詰め込みすぎにならず譜読みしやすくなっています。解説もかなりのページ数が記載されていますが、従来版の後半に載っていた併用曲はカットされています(ソナチネ1番〜17番しか載っていない)。なお、運指は作曲家オリジナルのものと今井氏の提案が併記されています。小学生が使うにはちょっと本格的すぎるかなと思いますが、大人のレスナーさんは解説などを興味深く読みながら使える楽譜だと思います。
このソナチネアルバムを知らないと遅れてる ★★★★★
とても詳しく解説されていて、今までのソナチネ教本を見直さなければならないのが分かります。この本を知らないと先生達はコンクールなどで恥をかいてしまうのではないでしょうか?