医療史跡探訪 医学史を歩く (医療科学新書)
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日本各地の医跡を巡ると、その時代の史実に息づく熱いものが見えてくる。
日本各地の医跡を巡ると、その時代の史実に息づく熱いものが見えてくる。とりわけ洋学に刺激された系統的人体解剖への冀求にはじまり、圧倒的な惨禍をもたらす感染症に対峙する在野の医師たち、性差や病気へのいわれのない偏見との闘いを通して、日本の近代医療・医学の培ったもの、見失った姿をまのあたりにする。
●目次
序章
一五四三年の転換/シーボルトとポンペ/感染症への挑戦 など5編
第一章 腑分けと解剖
蘭学の泉はここに/杉田玄白と前野良沢/山脇東洋 など10編
第二章 医学教育の史跡
ポンペとシーボルト/ベルツとスクリバ/ウィリアム・ウィリス など14編
第三章 感染症との戦い
天然痘/ペスト/赤痢と志賀潔/結核/コレラ/ハンセン病 など35編
第四章 医療と福祉の萌芽
松本良順/長与専斎/後藤新平 など9編