ほのぼのと可愛いお話でした。
★★★★☆
受けがポヤっとして可愛く、そんなスキだらけな受けを一途に好きで、害虫から守ってる攻め。
派手な展開や大きなドンデン返し等期待しなければ、構えず読めるし、安心してラブラブに浸れます。
俺様漫画家・加賀×アシスタント兼女房役・七紀
七紀は売れっ子漫画家・加賀のアシスタントをしつつ、男に襲われる魔性体質が悩みの種(笑)。
※加賀は鈍感な七紀を助け、襲ったアシの男どもを毎回クビに…!
七紀は箱入り&純粋培養クンなので、加賀や兄、周囲が過剰なほど心配しているのですが、
この設定も「こんな、ぽやぽやした子なら可愛いし、わかるかも…」と納得。
序盤(焦った加賀と)Hの展開が早いかな?と思いましたが、その後は漫画家を目指す切っ掛けや
加賀との思い出等、七紀の心理面が丁寧で、見かけより芯がしっかりしていて好感持てました。
七紀は(関係を持った事で)複雑な想いを抱えながらも加賀の意外な一面にぽーっとしているし、
加賀はそんな七紀にいつも通り我儘言ったり、意地悪したり。結局は「七紀が世界の中心!」
なので、読み手には丸分かり。普段俺様な分、甘えん坊な場面が微笑ましかったです。
挿絵はイメージ通りで、加賀のヒゲあり・むっさい感じ&すっきりシャープ共に堪能できました。
執着&一途がツボで、ほのぼのBLを読みたい時などお薦めです。
※タイトル「青年漫画家の恋」から攻め視点を連想しやすいですが、七紀が主人公(受け視点)です。