最近、中国の現代アートの評価が欧米で高まっているが、その一部がこのように中国国内では無視され、政府の弾圧を恐れ、周りの住人に白い目で見られながら暮らしているのには驚きました。しかし、そのような境遇だからこそ、自由で切実な表現ができるのかもしれない。ただし、この本は彼らのアートを紹介するより、むしろ彼ら自身のことを書いたものであり、作品の図版はわずかしかありません。しかし、馬六明(Ma Liuming)など国際的に評価の高いアーティストたちの作品は、インターネットで検索するなどして見ることができます。 アートに詳しくない人にとっても、中国の今を普通とは違う視点で書いた本として楽しめると思います。