中学生をもつ親の人に子の本を推薦するのは、次の理由です。つまり、中学生はたいてい慣用句といってもただ暗記するだけで、慣用句の面白さを理解していません。しかし、この本は面白く書いてあります。たとえば、「不徳のいたすところ」という慣用句があります。この辞書では、具体例としてこんなのをつかってます。
「息子が麻薬不法所持で逮捕されたのは、わたしの不徳のいたすところで、みなさんに深くお詫びいたします」のように使われる。心からではなく、おざなりな謝罪のときに良く使われる。・・・ というように、どのような場面で使われるかが詳細に書いてあり、腹を抱えるところもあります。