地球破壊、、、
★★★★☆
この3巻からドラえもんの、子供向けとは思えないシュールな魅力が現れてきます。
中でも「ネズミとばくだん」はドラえもんを語る上でもかかせない作品。
のび太に向けて機関銃を乱射しだしたり、家族に危険な兵器を手渡したり。挙げ句の果ては白目をむき、涎を垂らしながら「あの爆弾」をポケットからとりだし、、、
ただ子供向けでは済ますことの出来ない魅力がこの巻にはあります。
面白いけど
★★★★☆
1巻に比べて、道具メインのエピソードになってますね。
分厚く一気読みは大変なので、マンガで初めてしおりをはさみました(汗)
ラジカセが時代の最先端だったり、トイレが汲取りだったり、
のび太の家のテレビが白黒だったり、スネ雄がカラーテレビを自慢したり、
古い時代背景もなかなか面白いです。
ちょっと気になるのが、道具を使った金儲けエピソードが意外と多いこと。
まあ子供の考えそうな内容なんだけど、お子様にはどうなのかな?
雪山遭難の救助には難色を示すドラえもんも、ボーナスを増やすことには躊躇しない(笑)
ちなみに、しずかちゃんはのび太の事を「のび太さん」と呼んでます。
羊頭狗肉
★☆☆☆☆
未発表作品完全収録、のちの言葉狩りに対応して改変された箇所も
可能な限りオリジナルに忠実に復元して収録との触れ込みであったが、
その名に偽りあり!しまいには帯のタイトルと本編のタイトルが異なる作品が
収録されている始末(土壇場で自主規制により差し替えしたのか?)に閉口。
改悪前の作品を求めて初版を収集したりしていたファンを狂喜させたのも束の間、
その実情はとんだ体たらくであった。
未発表作品がどうしても読みたい!と言う人でなければ、幼児向けに書かれていたり
収録漏れにはそれなりの理由がある(完成度が低い)のでてんとう虫コミックスで充分だと思われます。
言葉より絵で語る低学年向けドラえもん
★★★★★
2巻に引き続き、同じ年度生まれの「小学一年生」〜「小学六年生」に掲載された作品が収録されており、読者の年齢にあわせて、少しずつ内容が凝ったものになっていくところ、また、藤子先生自身のドラえもん観が確立されていくところなどが見てとれる内容になっています。
興味深いのは、低学年向け、特に「小学一年生」に掲載された作品で、多くの人にとって馴染み深い「ドラえもん」とは、ちょっと毛色が違っています。ページ数の都合もあるのでしょうが、高学年向けの作品と比べると、お話として収まりが悪いものが多く、サブタイトルもひねりがなく(「ゆめ(のまき)」などは、いくらなんでもセンスが無さすぎなので、おそらく藤子先生はサブタイトルをつけず、「小学一年生」の編集が作品内容から適当につけたものかもしれません)、あの、ウィットに富んだ秘密道具のネーミングセンスが見られない話も多いです。
藤子先生もこれらの理由で単行本への収録を見合わせたのだろうと思われます。
だからといって、藤子先生が低年齢向け作品に手を抜いたわけではなく(当たり前)、読解力の未熟な子供向けに『言葉遊びやエピソード展開の妙』よりも『非日常的でヘンテコリンな絵』を優先的に用いて楽しませようとした結果だと思われます。
子供部屋におもちゃ箱をひっくり返したような(→そして片付けない)話という比喩がピッタリ合うのが低学年向け「ドラえもん」ですね。
以上、グダグダと語ってきましたが、まあ、そんな理屈よりも3巻を実際に読んでみてください。
野比家でドライブするときに、さらっと普通に運転手役をしているドラちゃんが可愛くて癒されます。これだけでも、読んでよかったと思えました。
なぜ千原ジュニアなのか
★★★★★
内容に関しては星5つです。
しかし、解説が千原ジュニアなのは理解に苦しみます。
仮に千原ジュニアがファンだとしても、もっと相応しい人がいたと思うんですが。
これって大全集ですよね?全然重みを感じません。